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<title>長尾のブログ2.0</title>
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<modified>2009-12-08T06:42:18Z</modified>
<tagline>　　　　　　　　ロングテール（長尾が、細く長く、長い話を書き続ける、つもりの）ブログ</tagline>
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<copyright>Copyright (c) 2009, nagao</copyright>
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<title>継続は力なり</title>
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<modified>2009-12-08T06:42:18Z</modified>
<issued>2009-10-11T08:21:50Z</issued>
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<summary type="text/plain">2005年8月にこのブログを始めて、今回でようやく100エントリー目になりました...</summary>
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<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ロング</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[<p>2005年8月にこのブログを始めて、今回でようやく100エントリー目になりました。<br />
毎日書いている人なら100日で達成することですが、僕は4年以上もかかってしまいました。<br />
今後、特に時間的に余裕ができる予定もありませんので、おそらくこれからも同様のペースで書いていくことになるでしょう。</p>

<p>僕としては、このブログを書いてきたことで、特に新しいことができるようになったわけではないと思っているのですが、まとまった文章を書いて公開していく習慣が身に付いていないと、考えていることがうまく整理できず、人にちゃんと伝えられなくなってしまうのではないかと思っていますので、これからも細々と続けていこうと思っています。</p>

<p>ただ正直、このブログを書くことで、僕が普段考えていることや、これから研究したいと思っていることを、指導している学生たちに多少なりとも知ってもらいたいという気持ちがあります。<br />
でも、いざ学生から「先生、ブログ読みましたよ」とか言われると、照れくさくて話をそらしたりしています（われながら複雑なのです）。</p>

<p>よく「エントリーが長いよ」と言われるのですが、これには理由があります。<br />
やはり、文章が短いと文脈がわかりにくくなりますし、後で読み返しても自分が何を考えてこれを書いたのかわからなくなるのがまずいと思って、それなりの分量にならなかったものはブログにアップしていません（つまり、書きかけてアップしなかった草稿が結構あります）。</p>

<p>ちなみに、僕が流行りのTwitterをやろうと思わない理由の一つは、周囲の文脈から切り離された短文では、深い内容を伝えることは無理なのではないかと思っているからです。<br />
単なる「つぶやき」にそんな深い意味を求める人はいない、と思われるかも知れませんが、僕は、あまり意味のない文を不特定多数が検索可能な状態でネットに置いておきたくはないのです。<br />
これはけっして、短文には深い意味がないと言っているのではありません。<br />
ブログや動画など、参照しているコンテンツが明確になっている場合のコメント文は、ある程度文脈を読み取ることができるので、短くても深い意味を伝えることができるでしょう。</p>

<p>さて、100エントリーというのは量としてはあまりたいしたことはなさそうですが、切れのよい数ですので、このテキストを使って少し実験をしてみようと思います。<br />
まず、文書解析をして自動的にカテゴリやタグを生成してみようと思います。<br />
今まで、エントリーを内容に基づいて分類してこなかったのは、面倒だったからというのもありますが、データがそれなりに揃ったら、それをじっくり眺めて分類方法を考えようと思ったからです。<br />
それに、初めにカテゴリを設定しておくと、内容とカテゴリが合っているのかどうか悩んだり、カテゴリのバランスを取ろうとか余計なことを考えて煩わされると思ったのです。<br />
今後は、これまでのエントリーから機械的に抽出した特徴で分類した結果を、人手で編集することでカテゴリを作成していこうと思います。</p>

<p>と思っていたら、京都大学がNTTの研究所と共同で、ブログを解析したコーパス（例文データベース）を公開していることを知りました（<a target="_blank" href="http://nlp.kuee.kyoto-u.ac.jp/kuntt/">参考</a>）<br />
これは、大学生81人が執筆した249記事（4186文）を含んでいるそうです。<br />
このコーパスは、形態素や構文情報の他に、省略や照応（代名詞などの参照）のアノテーション、さらに評判表現アノテーションという、何らかの対象に個人的意見を述べている表現に、以下のような意味的属性を付けたものを含んでいるそうです。</p>

<p>評判タイプ：評判の種類と評判の極性。<br />
当為： 提言、助言、対策。「～すべきだ」「～しましょう」<br />
要望： 希望、要求。「～してほしい」「～を求める」<br />
感情（+か-を伴う）： 気持ち。「好き」「悲しい」<br />
批評（+か-を伴う）： 賛成と反対、称賛と批判。「素晴らしい」「納得できない」<br />
メリット（+か-を伴う）： 利点と欠点。「効果がない」「うるさい」<br />
採否（+か-を伴う）： 積極的利用、推進。「利用する」「導入する」「採用する」<br />
出来事（+か-を伴う）： 良い／悪い出来事や状態。「壊れた」「受賞した」</p>

<p>これは、なかなか興味深い言語データです。<br />
評判情報に関しては、機械的な解析のみでは精度が低いですし、人間が修正するとしても、著者本人にしか正解がわからない場合があるので、ちょっと怪しいですが、言語構造に関しては、機械学習用のデータとして有益だと思います。<br />
以前に、ワードローグというシステムで、このブログを形態素解析して、未知語（辞書にない語彙）や省略・照応の情報を付けていたのを思い出します（忙しくてまだプログラムの続きを作っていませんが）。</p>

<p>僕は、人の言語表現力が時間（つまり経験）とともにどう変化していくかに興味がありますので、それが可視化できるような仕組みを考えています。<br />
言語表現力は文章をちゃんと書く能力のことで、それには、記述している文の構文的適格性（文法的に正しいかどうか）、語彙の適格性（言葉を正しく使い分けているか）や多様性（同じ言葉ばかり使っていないか）、文脈の論理性（前の文とのつながりが適切か）などが関わってくるでしょう。<br />
他のコンテンツを引用している場合は、引用箇所とそれに対する言及箇所に明確な対応関係がないといけないと思いますので、それも評価してみたいと思います。<br />
さらに、主張していることがぶれていないか、結論を述べずに先送りにしていないか、説明している内容が事実と矛盾していないか、などの内容の信用性に関わる特徴を、比較的簡単に調べられる仕組みについても考えてみたいと思っています。</p>

<p>ちなみに、このブログは、100エントリーで5139文（各エントリーのタイトルを含む）の分量です。<br />
10000文くらいあると、それなりに面白い結果が得られそうなのですが、達成するまで、さらに3～4年かかってしまうかも知れません。</p>

<p>さて、次回からは、このブログをリニューアルして、トピックカテゴリやプロフィールなどを追加していく予定です。<br />
更新は今月末になりそうですが、気が向いたときにでも見にきていただけると幸いです。<br />
今後ともどうぞよろしくお願いします。</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>第参回天下一カウボーイ大会雑感</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2009/09/post_69.html" />
<modified>2009-09-30T23:47:57Z</modified>
<issued>2009-09-28T13:52:30Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2009:/nagao/4.237</id>
<created>2009-09-28T13:52:30Z</created>
<summary type="text/plain">先月末に、秋葉原で「第参回天下一カウボーイ大会」というイベントが開催されました。...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ロング</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[<p>先月末に、秋葉原で「<a target="_blank" href="http://wccc.onosendai.jp/">第参回天下一カウボーイ大会</a>」というイベントが開催されました。<br />
このイベントはアスキーの<a target="_blank" href="http://ascii.jp/elem/000/000/455/455606/">サイト</a>でも紹介されています。</p>

<p>「天下一」はラーメン屋さんのことではなく、「ドラゴンボール」からの引用だと思いますが、「カウボーイ」って何だろうという感じですね（IT系のイベントという気が全然しませんが、まあこれでもよいのでしょう）。<br />
これは、知り合いの清水亮さんが代表取締役社長を務める株式会社ユビキタスエンターテインメントと週刊アスキーの共催です（たまたま見た、今週号の週刊アスキーにこのイベントの記事がありました）。<br />
僕は清水さんに頼まれてそれに出ることになったのです。</p>

<p>僕は、前回のエントリーで触れたATの話をしようか、Synvie（動画アノテーションとその応用）の話をしようか迷った挙句、研究室で運用している会議システムの話をすることにしました。<br />
その理由は、「テクノロジーがそれを使いこなそうとする人間を賢くすることができる」ことを具体的に説明して、ただ面白いからやるというだけでなく、人類の未来のことを考えた発明を目指して欲しいと思ったからです。</p>

<p>サイエンスやテクノロジーの面白さを伝える話でも、アートやエンターテインメント寄りの話でもない、小さいアイディアでも積み重ねていくことに大きな意味があって、人がより賢くなれるためのツール、なんて地味な話をしてしまって、イベントの開催者側の意向にそぐわなかったかも知れません。<br />
正直、ちょっと悩んだのですが、僕はこのイベントに参加する人（参加は有料）は割と頭がよくて深く考える人なんじゃないかなと勝手に考えて、ならば専門的な話で煙に巻いたり、瞬間芸的なインパクトで盛り上げたり、とかではなく、話を聞いてよく考えるとじわじわとありがたみがわかってくるような話にしようと思ったのです。<br />
まあ、最初にちょっとしたデモをやったりして（あまりうまくいきませんでしたが）観客の受けを狙ったのは事実ですが（デモ中にステージ上をうろうろしていたら「落ち着きのない人」というコメントをいただきました）。</p>

<p>ちなみに、僕が講演で使ったWiiリモコンは以下の写真のもの（黒い方）ですが、リモコンの先端の横に装着されている黒い箱の正体は、赤外線LEDが発するIDを認識して、リモコンに伝達する装置です。<br />
僕たちはこの赤外線IDを、リモコンを向けているスクリーンを識別したり、参加者の座っている位置を認識するために用いています。</p>

<p><img alt="wii_remote2.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/wii_remote2.jpg" width="400" height="358" /></p>

<p>さて、このイベントでは、180ロデオと呼ばれる3分間のライトニングトークが売りでした。<br />
基調講演などその他の講演も面白かったのですが、3分間のトークと比べると、（自分のを含めて）どれも冗長な感じがしました（もうこの手のイベントで1時間以上の講演は企画しちゃいけないと思います。特に2日目の講演というか雑談はこれが学会なら苦情が出るレベルです）。<br />
このイベントに出て痛感したのは、短い時間でよい話ができるようなトレーニングをしなければならないということです。<br />
それは、有名人でもない限り、自分の話を知り合い以外の人にじっくり聞いてもらえる機会はあまり多くはないのだから、その機会を無駄にしないために、簡潔で印象に残るいい話ができるスキルが必要だと思うからです。<br />
僕は、このイベントの話を最初に聞いたときは、3分なんて初めの挨拶で終わっちゃうよ、と思っていましたが、全員の話を聞いて、それが間違いであると気づきました。<br />
わずか3分間に、十分に内容のある話をデモを交えてわかりやすく話をすることのできる人はいる、ということがわかりました。<br />
あと、即興ではないので、準備をしっかりしていない人の話はダメだということもよくわかりました（たとえ、システムの開発力が十分にあっても、ちゃんと話のできない人の話は印象に残りにくいです）。</p>

<p>とにかく、180ロデオは内容が盛りだくさんでとても面白かったです。<br />
僕は審査員を頼まれたので、この参加者の発表を評価したのですが、この3分間でより多くの可能性を感じさせてくれたものに高い点を付けました。</p>

<p>何と言っても最も印象に残ったのは優勝した<a target="_blank" href="http://blogopolis.jp/">Blogopolis</a>というものです。<br />
これは見ていただければすぐにわかりますが、ブログのトピックを分類し、都市の景観（ブログがビルのメタファで表される）として可視化したものです（ちなみに、このブログを検索するとdesignとsoftwareの中間くらいにありました。まともなタグも何も付けてないのによく分類できたものです）。<br />
僕はこの話を聞いて、「ああ、これが優勝だな」と思いました。</p>

<p>あと、モバイルプロジェクタとWiiリモコンを組み合わせて、どこでもアニメーションやお絵かきができるようにした仕組み（LEDにIDを付けて、タグとしてどこにでも貼り付けられるようにするともっと面白いと思います）や、位置情報付きの写真をイメージベーストレンダリングと呼ばれる手法で組み合わせ、過去の体験を想起できるようにしたバーチャルタイムマシンというシステム（Microsoftの<a target="_blank" href="http://livelabs.com/photosynth/">Photosynth</a>みたいなものですね）、さらに、運動を情報に変えるマスカラスというシステム（Wii Fitみたいなトレーニング支援だけでなく、新しいインタフェースに使えるといいですね。体力の程度に応じて得られる情報が異なるサービスとか。ちなみに、このシステムは、NHKのニュースでも取り上げられました）や、iPhoneを顔に持つ人型ロボット（iPhoneのカメラがディスプレイ側にも付いていると、もっと使えるのに）が面白いと思いました（結局、これらの発表は何らかの賞をもらったので、他の人の評価も似たようなものだったことがわかりました）。</p>

<p><br />
司会の清水さんもよく場を盛り上げていました。<br />
彼のような人がいるから、日本の若手エンジニアは未来への夢を共有できるのだなあ、と思いました。<br />
僕のやり方とは全然違いますが、彼が、面白いことをいろいろと考えては、学生たちによい刺激を与えているさまを見ると、こういう教育もありだな、と思ったりします。<br />
そんな彼が、僕の講演が終わったときに、「この人は僕にとって恩師と呼べるような人です」と言って僕を紹介してくれました。<br />
その言葉が聞けただけで、僕はこのイベントに出てよかったと思っていますよ、清水さん。</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>先駆者になるためにPart 2</title>
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<modified>2009-10-02T03:09:41Z</modified>
<issued>2009-09-26T06:26:16Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2009:/nagao/4.236</id>
<created>2009-09-26T06:26:16Z</created>
<summary type="text/plain">ご無沙汰しております。 かなり間が空いてしまいましたが、このブログを再開したいと...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ロング</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[<p>ご無沙汰しております。<br />
かなり間が空いてしまいましたが、このブログを再開したいと思います。</p>

<p><br />
つい最近、<a target="_blank" href="http://www.honda.co.jp/news/2009/c090924.html">ホンダが開発したU3-Xという電動一輪車</a>を見て、とても感銘を受けました。<br />
何より驚いたのは、1つの車輪（正確にはオムニホイールと同様に複数の小型輪を外周上に配置した車輪）のみを使って全方位移動を実現していることです。<br />
通常のオムニホイールと違って、小型輪にも動力があり、大型輪と組み合わせて全方位への力を発生させるだけでなく、乗っている人の体の傾きを3軸角度センサーで検知して、倒立振子制御の仕組みでバランスをとって倒れずに走ることができるようです。</p>

<p>この仕組みは予想外でした。<br />
僕は全方位移動には最低でも2輪が必要だと思っていたからです（球型の車輪1個を使うというアイディアも検討しましたが、実装はあきらめました）。<br />
セグウェイ以降、移動体の倒立振子制御があたりまえになっているとはいえ、1輪さらに全方位でそれをやるとは、やはり日本の技術力は優れていると思わざるを得ません。<br />
ちなみに、電動一輪車を体のバランスで操縦する仕組みは、ホンダが初めてではなく、すでに<a target="_blank" href="http://www.enicycle.com/">eniCycle</a>というスロベニアのベンチャー企業が開発したものがあります。<br />
eniCycleは屋外を走れますから、U3-Xより実用性は高いと思います。<br />
しかし、どちらにより未来を感じるかというと、僕にとっては明らかにU3-Xです。</p>

<p><br />
僕は<a href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2008/08/post_55.html">以前</a>に「日本の企業はもう先駆者にはなれないのではないかと不安になった」と書いたのですが、今回のホンダの発表を見て、やはり、日本企業のものづくりはまだまだレベルが高いなあ、と思いました。<br />
以前に、デンソー総研というところに見学に行った時にもそう感じました。<br />
そこでは、1本キャタピラの悪路走行可能なバイクや、手塚治虫の漫画「W3（ワンダースリー）」に出てくるビッグ・ローリー（わかる人います？）みたいな大型一輪車を作っている人がいて、やはり革新的なものを作れるのは、ものづくりが好きでそのための努力を惜しまない人なのだろうと思いました。</p>

<p><br />
それにしても、一輪車はスペース的には最小でも、ある程度以上のスピードを出そうとすると安定性が悪いので、同様のホイールを前後に配置した全方位移動2輪車を開発してはどうでしょう。<br />
これなら通常のバイクのように乗れますし、デザインもいろいろ工夫できます。<br />
いわゆるニーグリップの姿勢をとれるようにすれば、人間と乗り物の一体感が増して乗り心地も良くなるでしょう。<br />
省スペースや可搬性を気にするのでしたら、折りたためるようにすればよいでしょう。<br />
あるいは簡単に分解できて、同じくホンダの開発した<a target="_blank" href="http://www.honda.co.jp/news/2008/c080422.html">歩行アシスト</a>のように装着型マシンとしても使えるようにするのはどうでしょうか（2個の車輪を片足づつに固定できて、残りの部分を背負えるようにするといいです）。</p>

<p>とにかく、何が何でも1輪にしなければならない理由は特にないと思いますので、2輪にすれば、安定性が上がりますし、（人間の補助なしに）その場回転ができますから、僕たちのATのように自律走行も可能になるでしょう。</p>

<p><br />
ちなみに、AT9号機は最近、以下の写真のように、オムニホイールをメカナムホイールに変更しました。<br />
これによって直進の走行安定性が向上しました。</p>

<p><img alt="at9new.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/at9new.jpg"/></p>

<p>しかし、相変わらず段差を乗り越えられないので、屋外を走行することができません。<br />
ホンダのU3-Xもそうですが、これは大きなデメリットです。</p>

<p>そこで、自転車の車輪と同じ、通常の空気入りタイヤで全方位移動ができる仕組みを試作してみました。<br />
それが新しく開発したAT10号機です。</p>

<p><img alt="at10_1small.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/at10_1small.jpg"/><img alt="at10_2small.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/at10_2small.jpg"/></p>

<p>ただし、これはまだプロトタイプの段階で、メカニズムの検証を行ってから、設計と製作をやり直す予定です。<br />
このプロトタイプを作ったのは、今年の11月に開催される「<a target="_blank" href="http://www.robomedia.org/challenge09/index.html">つくばチャレンジ2009</a>」というイベントに出場するためです。<br />
これは自律移動ロボットのコンテスト（正確には、優勝者を決めるわけではないので、コンテストとは呼べません）で、オープン参加で、各参加者の開発したロボットに約1kmのコースを自律走行させて結果を公開するというものです。</p>

<p>ATは自律走行可能な乗り物ですから、このイベントに出ることによって、現在の技術水準がどの程度のものなのか評価することができます。<br />
AT9号機は屋内走行専用だったので、屋外の自律走行はまだあまり経験がないのですが、位置情報の取得方法が大きく異なる点と、路面の段差を考慮しなければならない点以外の部分はそれほど大きな違いはないと思います（もちろん、自動車やバイクなどのATより速い移動体との衝突回避は大きな難問なので、ここでは考慮しないことにします）。</p>

<p>屋内外の自律走行が可能で、全方位移動による安全な衝突回避ができる、実用性の高い乗り物を作るために、これからも研究を続けていこうと思います。</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>会議革命、その後（後編）</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2009/04/post_68.html" />
<modified>2009-04-07T01:47:25Z</modified>
<issued>2009-04-02T16:46:45Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2009:/nagao/4.235</id>
<created>2009-04-02T16:46:45Z</created>
<summary type="text/plain">僕は、最近になってようやく自分の間違いに気がついた。 議論のスキルが向上するため...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ロング</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[<p>僕は、最近になってようやく自分の間違いに気がついた。</p>

<p>議論のスキルが向上するために最も必要なものは、ツールを使いこなすテクニックではなく、議論への参加意欲だった。<br />
だから、どんな支援ツールを開発して運用しても、参加意欲がわかないのならば、学生たちの議論スキルの向上には結びつかないだろう。<br />
実は、ゼミの成績を決めるときに、彼らの発表数と発言数を用いているのだけど、それがインセンティブになって積極的に参加してくれるかと思ったら大間違いだった。</p>

<p>つまり、参加者の意欲を高めることにもっと注力すべきだった。<br />
どんな会議でもそうなのかも知れないけれど、僕たちのミーティングでは、ほとんど発言しない人がいる。<br />
成績に関係するからたくさん発言してください、と言ってもその直後くらいに、申し訳程度に一度か二度発言するだけで、後はずっと黙っている。<br />
講義じゃないんだから、黙って聞いていればよいというものではない。</p>

<p>僕はどうして発言をしないのかずっと考えていたのだけど、参加意欲を高めることを自発的にできない人が結構いるということがだんだんわかってきた。<br />
これは必ずしも頭の良さとは関係がない。<br />
おそらく、自らの力で意欲を高める方法を学んでいないのであろう。<br />
その習得は、主に体験によってなされる。<br />
だから、会議の参加者が何らかのやり方で参加意欲を高めていく実践を積み重ねていかないと、いつまでたってもよい議論ができないのである。</p>

<p>僕たちの作成している<a target="_blank" href="http://dm.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/">会議コンテンツ</a>は、ゼミでの発表や発言がすべてビデオに記録されているから、ゼミ直後から自分の発表や自分に対する質問や意見を詳細に振り返ることができる。<br />
僕は、発表者に必ず自分の発表のビデオを見るように言っている。<br />
しかし、自分の発表をまったく振り返ろうとしない学生がいる。<br />
これも意欲の問題なのだと思う。<br />
ゼミで誰か（主に僕）に厳しいことを言われて嫌になり、さらにそれをビデオで見返して再び嫌な気分になることを恐れているのだと思う。</p>

<p>やはり、これは僕が学生たちの心に訴えかける努力を怠っていたからであろう。</p>

<p><a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2009/03/post_66.html">前編</a>で触れたファシリテーションには、ミーティングを含む組織活動に積極的に参加する（つまり、自分の頭でよく考えて行動する）動機付けを与え、意識改革を促進させる、という目的もあるそうである。</p>

<p>最近読んだ「ザ・ファシリテーター」（森　時彦著、ダイヤモンド社、2004）という本によると、グループダイナミックスと呼ばれる、小集団の心理を扱う学問があり、以下のような仮説があるそうだ。</p>

<p><strong>他人との関係において、ひとは自分の心身を守るために、ある程度防衛的な関係を築こうとする。<br />
米国の心理学者ギブは、その背景には懸念（恐怖や不信頼感）があると仮定し、それを4つ（受容・データ流動・目標形成・社会的統制）に分類した。<br />
「受容」とは、自分自身や他者をメンバーとして受け入れることができるかどうかにかかわる懸念。<br />
「データ流動」とは、「こんなことを言ってもいいのだろうか？」と不安になるような懸念。<br />
「目標形成」とは、グループ活動の目標が理解できないことに起因する不安感。<br />
「社会的統制」とは、グループ内で依存願望が満たされない場合に発生する不安感。<br />
この4つの懸念を解消していくことにより、グループは成長し、メンバーも成長していく好循環が生まれるというのがギブの提唱した理論である。</strong></p>

<p>僕は、研究室に配属された学生たちから、このような不安感を取り除くための努力は特に行ってこなかった。<br />
上記のような不安感があるとしても、それはただの甘えだと思っていて、僕の方から歩み寄ることもなく、突き放した態度をとっていた。<br />
学生たちと馴れ合いの関係になりたくないという僕の気持ちが、当然のように彼らとの距離を作っていた。<br />
僕のそういう態度は学生たちにはかなりのプレッシャーだっただろう。<br />
そういうプレッシャーに打ち勝ってきた学生（それから、もともとそれほど不安感を持つことのない、どちらかというと脳天気な学生）はそれなりに積極的に議論に参加し、目覚ましく成長した。<br />
ただ、その一方で、研究室の活動に意欲を持てないまま、休学や退学する学生もいた。<br />
無論、僕はそういう学生たちに無関心であったわけではなく、むしろ気になって仕方がなかったのだけど、結果的に何もできず、ただ悔しい思いだけが積み重なっていった。<br />
うまい会議をやる以前に、よい組織を作っていくという、もっと基本的なことで僕は間違っていたのだろう。</p>

<p>また、同じ本には、次のような記述があった。</p>

<p><strong>じっくり考えて間違いのないことを言いたいと思ってしまう、そういう傾向が、特に知的レベルの高い日本人には多いですね。<br />
日本人が世界のいろいろなコミュニティーの中でリーダーシップをとれないのは、そのためかも知れないと思うことがあります。<br />
じっくり考えること自体は悪くありませんが、「外部化されたグループ思考プロセス」にも参加する力をつけてもらうと、思慮深い人の力が、もっと全体に活かされると思います。<br />
深く考える前に発言していただく、そういうクセをつけてもらえるといいですね。</strong></p>

<p>「外部化されたグループ思考プロセス」というのは、以下のようなことらしい。</p>

<p><strong>「いい面や悪い面をすべて考えて、比較検討しよう」<br />
「プロセスを洗い出して、どこにボトルネックがあるのか順番に見ていこう」<br />
そのような枠組みを可視化して示すと、メンバーの意識もそこに集まって、それに沿って意見を出しやすくなります。<br />
何のためにやっているか混乱しているなと思ったら、ツリー状に目的と手段を結んで構造を示すのがいいですね。<br />
部分最適化が全体最適化に優先する議論を無意識にしてしまうことはよくありますよね。<br />
そういうとき、このツリー構造を描きながら議論すると、全員で真の目的を共有することができます。<br />
いったん目的が共有化されると、改めて視野を広げ、もっと有効な、いままで気づかなかったような解決策を考えられることもあります。<br />
「論理を構造化して、可視化して、共有する」<br />
可視化することで思考プロセスを個人の頭の外に出すことができます。<br />
そうやって思考プロセスを外部化すれば、グループで知恵を合わせて考えることができます。</strong></p>

<p>このような、論理的構造を動的に生成してコンパクトに表示することなどは、僕たちのツールでいろいろできそうである。</p>

<p>さらに、アイスブレーク、つまり会議参加者の気持ちを和らげるために会議前あるいは会議中に行うちょっとしたエクササイズあるいはゲームに関して、以下のような記述があった。</p>

<p><strong>皆さんは、運動をする前に準備体操とか柔軟体操とかしますよね。<br />
誰かが背中を押してくれることがあるかもしれませんが、自分で意識的に体の力を抜いて、ストレッチしないとなかなか効果が出ません。<br />
他人任せでは、体の柔軟性も得にくいわけです。<br />
心も同じで、虚心坦懐に人の話を聴く、議論の枠組みに沿って考えてみる、思いついたことを口に出してみるという、開かれた気持ちにするのがアイスブレークですから、アイスブレークの機会に自分の心を自ら開く努力が必要なのです。<br />
体と同じで、心も硬くなりがちです。<br />
硬い心は、他人の意見を軽視し、言葉尻だけを取り上げ、曲解しようとします。<br />
そういう無意識的な拒絶反応が自分の心にはあることを意識して、心のアイスをブレークすると効果的です。</strong></p>

<p>こういうものを読むと、メンバーそれぞれの心の問題というのは、組織の活動において考慮しないわけにはいかない本質的な問題なのだと思えてくる。</p>

<p><br />
似たような話で、「会議、ひと工夫で活発に」と題する、最近の日経新聞の記事には以下のようなことが書いてあった。</p>

<p><strong>2009年1月、サイバーエージェントでは、藤田晋社長の発案で会議室に座布団を運び入れることにした。<br />
よい企画を提案した人に藤田社長が1枚授与。<br />
つまらなかったら取り上げる。<br />
遊び心を取り入れつつ緊張感を与えるのが狙いだ。<br />
5枚以上集めれば社長のブログで紹介される。</strong></p>

<p><strong>発言者を指定するためボールを回す手法もある。<br />
ボールを持った人が話し、その間ほかの人は聞きに回る。<br />
回したり投げあったりすることで、場の盛り上げ効果もある。</strong><br />
（日本経済新聞 2009年3月14日朝刊より）</p>

<p>最初にこれを読んだときは、「何をやってんだ。この会社は」と思ってあきれていたのだけど、こんなちょっとした工夫で会議が盛り上がりアイディアが出やすくなるのならやってみる価値はあるのかも知れない（さすがに、座布団やボールを使うなんていうやり方は避けたいけれど）。</p>

<p>とにかく、僕は学生たちの心に訴えかけるようなファシリタティブな教師になろうと決心したのである。<br />
その成果については、いつかこのブログに書いてみたいと思う。</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>動画シーン引用とシーンプレイリスト</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2009/03/post_67.html" />
<modified>2009-10-04T00:41:56Z</modified>
<issued>2009-03-26T00:09:57Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2009:/nagao/4.234</id>
<created>2009-03-26T00:09:57Z</created>
<summary type="text/plain">以前のエントリー「動画作文のすすめ」でも書きましたが、僕たちが運営している動画サ...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ビデオブログ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[以前のエントリー「<a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2008/11/post_57.html">動画作文のすすめ</a>」でも書きましたが、僕たちが運営している動画サイト<a target="_blank" href="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/">Synvie</a>では、動画の一部を他のWebコンテンツ（主にブログ）内で引用する手段を提供しています。<br/>
ただし、引用できる動画はSynvieに投稿されている動画に限定されています。<br/>
これは、他の動画サイトのコンテンツが永続化される保証がないからです（無論、Synvieでも投稿者からの削除依頼があれば対応しますが、それ以外の理由でコンテンツを削除することはありません）。<br/>
オリジナルコンテンツがネット上に存在していないにも関わらず、それを引用したコンテンツのみアクセス可能である状態は好ましくありません。<br/>
そんなものは今でもいろいろある（たとえば、印刷物である本の引用など）じゃないか、と思われるかも知れませんが、それはネットのない時代にやむを得ず行われていたことをあいかわらずネット上でも行っているだけのことで、ネットならではのコンテンツのあり方としては理想的なものではないと思います。<br/>
<br/>
やはり、引用によってオリジナルコンテンツの制作者の意図を歪めてしまうことはままあると思いますので、必ずオリジナルにたどりつけるようになっているのがよいでしょう。<br/>
また、ネット上のコンテンツならばブログのトラックバックのようにリンクを後から挿入することができますから、オリジナルコンテンツの方にも、それを引用しているコンテンツへのリンクを追加することができます。<br/>
無論、Synvieでは、動画内のどの部分が引用されているのか簡単にわかるようになっています。<br/>そしてそのコンテンツへのリンクをたどれば、どのような文脈で引用されているのかすぐに確認できます。<br/>
<br/>
さて、動画シーン引用の仕組みは一応できたのですが、それを使ってさらに面白いことができないかと思って、僕のいる研究室の学生が作っているものはシーンプレイリストというものです。<br/>
これは、引用されたシーンをつなげて連続的に視聴できるようにしたものです。<br/>
複数の動画のちょっとした面白いシーンを集めて、適当に順番を決め、それらしいタイトルをつけて、自分専用のあるいは他者と共有する新たな派生コンテンツとすることができます。<br/>
<br/>
シーンのつなぎの部分の実装が不十分のため、切り替えに若干間があいてしまうのがよくないと思いますが、これから少しずつ改善していきたいと思います。<br/>
ご興味のある方は、ぜひ一度試してみていただけるとうれしいです。<br/>
プレイリストの作り方は以下の動画を参考にしてください。<br/>
<br/>
<p id="syn_3899_header">これからSynvieの新しい機能であるビデオシーンプレイリストについてご説明します。</p>
<p id="syn_3899_i_0">
まず、トップページのタブ一覧から「プレイリスト」を選んでクリックします。<br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14655_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14655_">
	</embed>
</object>
<br/>
すると、上のようにプレイリストのトップ画面が表示されます。<br />
これは、過去に登録ユーザーによって作成され、共有されたシーンプレイリストの一覧です。
</p>
<p id="syn_3899_i_1">
そして、一覧の中からどれかを選んでクリックすると、プレイリストの閲覧画面になります。<br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14656_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14656_">
	</embed>
</object>
<br/>
左側にビデオとコメント（シーンに対してではなくプレイリストに対するもの）の画面、右側にシーン一覧とそのシーンを引用しているブログエントリーの情報が表示されます。
</p>
<p id="syn_3899_i_2">
プレイリストのシーンはすべて以前に登録ユーザーによって引用されたことのあるシーンです。<br />
つまり、プレイリストを作成する時点では、シーンを決定する作業は終了していなければなりません。<br />
そのシーンの決定は、以下のビデオのような、以前にこのブログでご紹介した仕組み（ビデオシーン引用）で行われます。<br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14657_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14657_">
	</embed>
</object>
<br/>
シーン引用は、ビデオ視聴ページなどで「ブログを書く」ボタンをクリックして行います。<br />
このときに設定したシーン区間が、プレイリストの要素になります。<br />
ただし、シーンを決定するだけでなく、ブログに引用・公開しないと（自動生成されたHTMLをブログエントリーにコピペして公開する）プレイリストには使えません。
</p>
<p id="syn_3899_i_3">
視聴中のプレイリストを編集、つまり、要素の順番を入れ替えたり、いくつかの要素を削除したりすることもできます。<br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14658_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14658_">
	</embed>
</object>
<br/>上のビデオのように、シーン一覧の上にある「プレイリストを編集する」ボタンをクリックすると、編集モードになりマウス操作で簡単に編集できます。
</p>
<p id="syn_3899_i_4">
上記の編集は一時的なもので、単に閲覧中にちょっとリストを変えたいときに行うようなものですが、何度も閲覧したいと思ったときは、保存しておくことができます。<br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14659_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14659_">
	</embed>
</object>
<br/>
これも簡単で、やはりシーン一覧の上にある「保存する」ボタンをクリックして、プレイリストのタイトルやタグやコメントを記入して「登録」ボタンを押せばOKです。<br />
ここで、ユーザー登録してログインしているときは、「全体に公開」というチェックボックスが出ますので、他のユーザーと共有したいときはチェックした状態で、自分だけが見たいときはチェックを外した状態で登録してください。
</p>
<p id="syn_3899_i_5">
さて、すでに共有してあるプレイリストを加工するのではなく、新しくプレイリストを作成したい場合は、ちょっとだけ面倒なことをやる必要があります。<br />
まず、プレイリストのタブをもう一度クリックして、トップ画面に戻ります。<br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14660_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14660_">
	</embed>
</object>
<br/>
そして、上のビデオのように、「プレイリスト作成」というグレーのボタンをクリックします。<br />
そうすると、新しいウィンドウが現われ、プレイリストを作成するためのいくつかのやり方を選ぶことができます。<br />
デフォルトでは、ビデオシーン検索において、プレイリストに登録したシーン一覧が表示されます（これに関する説明は省略します）。
</p>
<p id="syn_3899_i_6">
以下では、シーンプレイリストを作成する三つの手法についてまとめてご説明します。<br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="520" height="480" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14661_14662_14663_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="520"
		height="480" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14661_14662_14663_">
	</embed>
</object>
<br/>
一つ目は、ビデオを選ぶと、そのビデオの引用されているシーンをすべてリストにするやり方です。<br />
二つ目は、（Synvieから自動的にトラックバックリンクが張られている）ブログエントリーを選ぶと、そのエントリー内で引用しているシーンをすべてリストにするやり方です。<br />
三つ目は、シーン検索用のタグクラウドからタグを選ぶと、そのタグが関連付けられたシーンをすべてリストにするやり方です。<br />
三つのやり方で共通しているのは、初期リストが生成された後に、その一覧とチェックボックスを使ってプレイリストに含めるシーンを決定する作業です（最初はすべてのシーンにチェックが入っています）。
</p>
<p id="syn_3899_footer">シーンプレイリストはビデオに対するアノテーションの一種として利用することができ、シーン検索の網羅性を上げることに貢献します。<br />これについては、別の機会にご説明したいと思います。</p>
<ul>
<li>Read : <a href="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/content.php/208/">映像シーンプレイリスト</a></li>
<li>Read : <a href="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/content.php/178/">Synvie 映像シーン引用</a></li>
</ul>
<!-- 以下はSynvieのロゴ表示兼アクセス解析用タグです．取得されたデータは研究目的以外には利用しないので，タグの設置にご協力をお願いします．-->
<img src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/logo_instant.php?uid=19&bid=3899&tb=1"/>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>会議革命、その後（前編）</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2009/03/post_66.html" />
<modified>2009-04-02T16:19:31Z</modified>
<issued>2009-03-22T13:36:05Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2009:/nagao/4.233</id>
<created>2009-03-22T13:36:05Z</created>
<summary type="text/plain">僕のいる研究室でのミーティングではこれまでにさまざまな試みを行ってきているけれど...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ロング</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[<p>僕のいる研究室でのミーティングではこれまでにさまざまな試みを行ってきているけれど、残念ながら議論の質を向上させるような革新的なものにはまだなっていない。<br />
僕たちの努力の大部分は、会議内容を詳細に記録して、議論の検索や閲覧がやりやすくなるように、会議中にできるだけ多くのメタデータを付けて構造化し、コンテンツとして共有できるようにすることに費やされてきた。<br />
しかし、たとえ、議論を（半自動的に）構造化コンテンツにするという試みがうまくいっていても、それだけで、よい議論ができるというものではない。<br />
会議をコンテンツ化しても、それを役立たせる努力がなければあまり意味がない。</p>

<p>僕たちがこれまでに作ってきた仕組みは、会議後に繰り返しコンテンツを利用することでじわじわと効き目が出てくるもので、会議の運営そのものに直接的に効力を発揮するものではなかったのである。</p>

<p>実は、以前から気になっていたのだけど、ファシリテーション（facilitation）というビジネス用語がある。<br />
これは会議を含むタスク指向のコミュニケーションを円滑に進め、問題解決や合意形成を促進するための技術や方法論のことである。<br />
要するに、話し合いをうまく仕切り、議論を誘導し、参加者の意欲を向上させる調整役がやるべきことや必要なスキルをまとめたものである。</p>

<p>さらに、議論の流れや会議の雰囲気を可視化するグラフィックファシリテーションという手法もある（<a target="_blank" href="http://www.graphic-facilitation.jp/">参考</a>）。<br />
このグラフィックファシリテーションを生業とするグラフィックファシリテータという専門家もいるらしい。<br />
グラフィックファシリテータは会議を傍観しながら自分が感じたことを文字やイラストにして、壁に貼られた大きな紙に延々と描き続けていくらしい。<br />
参加者はときどきその絵を見て、これまでの流れや今の状況を雰囲気を感じ取ったり、イラストを見てなごんだりしているらしい（いわゆるアイスブレイカーのようなものだろうか）。<br />
また、会議終了直後にその絵を参加者全員で振り返って、グラフィックファシリテータがなぜそのような絵を描いたかを説明していくそうだ。</p>

<p>単なる文字の羅列より、ところどころにイラストがあった方がわかりやすい（ような気がする）し、巧みな色使いで会議の盛り上がり（発言者の熱意）が感じられたりする、というのはよくわかる。<br />
また、会議の参加者の多くは、議事録はあまり読む気にならないが、グラフィックファシリテータの描いた絵は見て面白いし、記憶に残りやすい、という感想を持つらしい。<br />
これはその通りなのかも知れないが、本当に議事録より絵の方が役に立つのだろうか。<br />
文字ばかりの本より漫画の方が一般に読みやすいし、（マルチモーダルだから）記憶に残りやすいのは確かなのだと思うけれど、言葉として表現されたものを単純な絵にすることによって失われてしまう内容はかなりあると思う。</p>

<p>実際、該当する会議の参加者でない僕が、グラフィックファシリテータの描いた絵を見てもどうもピンとこない。<br />
つまり、議論の深い内容がまったく伝わってこない。<br />
その要因は、グラフィックファシリテータが必ずしも議論の専門的内容に精通していないため本質的な意味的内容を可視化できないことや、会議の参加者以外にはその会議の臨場感などの文脈が絵だけではあまり伝わらないため、描かれた絵と会議の文脈をうまく結び付けることができないためであろう。</p>

<p>いずれにしても、グラフィックファシリテーションは、議論を再利用するためのコンテンツ化というよりも、会議の運営そのものに効力を発揮する、ある意味、その場限りのツールなのだと思う（無論、会議の参加者にとってはそのときの記憶の想起を促すものにはなっていると思うが、長い時間の後に詳しい内容を思い出すことはおそらくできないだろう）。</p>

<p>僕たちのツールに欠けていたのは、まさに、この「会議の運営に直接的に効力を発揮する」機能である。<br />
実は、そのような機能がまったく存在しなかったわけではなく、たとえば、参加者が直前の発言に同意しているかいないかをリアルタイムに表示する仕組みや、ある意見に賛成か反対かをその場で投票してすぐに結果を表示する機能などが実装されていた。<br />
問題は、それらがほとんど使われておらず、通常の会議の運営にあまり貢献していないことである。</p>

<p>そのような機能が有効に活かされていない理由は、僕たちの会議にファシリテータがいないため、議論を鳥瞰し、それらの機能を使うべきタイミングを見極めて、使用を促すような人がいないためだろう。<br />
ゼミでの発表者がファシリテータにもなれるとよいのだけど、説明と質問への回答で一杯一杯で議論の調整にまで注意を働かせる余裕がないのだろう。<br />
あるいは議事録を作成している書記がそうなれるとよいのだけど、これも発言内容を要約したテキストのタイピングで一杯一杯のようである。<br />
では、責任者である僕がやればよいのかも知れないが、議論の内容に集中しているので、やはりメタ的な調整は困難である。<br />
それに、機能を使うべきか否かは学生たちに自分で判断して欲しいので、内容以外のことについてはできるだけ黙っていることにしている。</p>

<p>そもそも、ファシリテータなどいなくても参加者の自発的な努力でよい議論ができるようになるべきだろう。<br />
意欲はあるけれどスキルが足りない人のためにテクノロジーが機能するべきである。</p>

<p>つまり、僕らが作るべきものは、誰にでもファシリテーションができるようになるための支援技術なのである。</p>

<p>それで、最近、僕のいる研究室の学生たちが作っていたものは、議論の構造の可視化（ある発言がその前のどの発言と関係しているかをグラフ化したもの）および自動的に作成されたそのグラフを発言者がリアルタイムに修正できる仕組みと、会議中に過去の議論の内容を振り返るための検索およびその発言のビデオ再生を行う仕組みである。</p>

<p>この議論の構造化は僕たちのオリジナルの技術である。<br />
これはもともと、議論コンテンツを効率よく閲覧するために、議論のまとまり具合や要点を機械的に調べることを目的に考案・開発されたものである。<br />
そのため、基本的には、コンテンツが作成・共有された後に初めて利用されるものであった。<br />
しかし、もしこの構造化や可視化が会議中にも効果があるとしたら、ファシリテーションに使えるかも知れない。</p>

<p>会議中に以前の議論を振り返るための新しい仕組みは、会議の運営に直接的に貢献すると期待される。<br />
これは、過去の議論を発表スライド、書記によって記録された各発言（発言者名と複数のキーワード）、ビデオ（および発言テキスト）を見て振り返るものであるが、特徴的なのは参加者全員で協調的に検索や選択を行うことである。</p>

<p>これは、一人の記憶だけを頼りにして、短い時間内に参照すべき内容を見つけ出すことが困難な場合に有効である。<br />
ビデオを見れば誰が何を言ったのか明らかになるので、結論や背景が曖昧になってしまった状況を打開することができる。<br />
しかし、過去の内容の確認ばかりに時間を使ってしまったら、とても創造的な会議はできないので、振り返りに使える時間はかなり限られている。</p>

<p>そこで、僕たちの考えた一つのやり方は、メインスクリーンに過去の発表のスライドサムネイルを複数表示して、参加者がポインタで指して適切なものを選び、そのスライドに関して行われた議論の構造を可視化して表示し、さらに、議論中の発言をビデオで視聴する、というやり方である。</p>

<p>僕たちのミーティングでは、メインのプロジェクタスクリーンとサブの大型ディスプレイを用いており、振り返りのフェーズでは、メインスクリーンに以下の図のような、ポインタで指しながらスライドや発言内容を思い出していくためのインタフェースが表示される。</p>

<p><img alt="dr_main.png" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/dr_main.png" width="530"/></p>

<p>また、サブディスプレイの一部には以下の図のような、メインスクリーンで選択した発言を再現するビデオと書記が入力したテキスト情報が表示される。</p>

<p><img alt="dr_sub.png" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/dr_sub.png" width="308" height="571" /></p>

<p>この仕組みによって、過去のスライドや発言をざっと見聞きすることで、これまでの話の流れを思い出して、過去を踏まえた、よい議論をしようということである。<br />
過去の発言が現在の議論の直接的なきっかけになっていることが確認できたら、複数の議論が自動的にリンクされるため、後で、結論に至ったプロセスを詳細に調べたいときに有効であろう。<br />
しかし、これだけではまだ足りない。<br />
過去を確認できる仕組みは、参加者の議論スキルを直接的に向上させることには貢献しないからである。</p>

<p>よって僕たちの会議革命はさらに続くのである。</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>知能メカトロニクスへの接近</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2009/03/post_65.html" />
<modified>2009-03-18T01:17:52Z</modified>
<issued>2009-03-17T15:50:12Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2009:/nagao/4.232</id>
<created>2009-03-17T15:50:12Z</created>
<summary type="text/plain">前回のエントリーで触れた情報処理学会全国大会で、パートナーロボット（日常生活にお...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ロング</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[<p>前回のエントリーで触れた情報処理学会全国大会で、パートナーロボット（日常生活において人間の支援をするロボット）に関する特別セッションが行われ、その中でメカエレキソフトという奇妙なキーワードが使われていた。<br />
また、機械工学の分野では「ITとRTの融合」というスローガンが掲げられていて、今月の24日に神戸大学でシンポジウムが行われるらしい。<br />
ここで、RTとはRobotic Technologyつまりロボット技術のことである。</p>

<p>要するに、情報系の研究者も機械系の研究者も共に、情報技術（特に、人工知能）と電子制御機械技術（主に、ロボット）を統合的に発展させる必要があると考えている、ということだろう。</p>

<p>これには僕もまったく同感である。<br />
ただ、僕が期待しているのは、ロボティクスではなくメカトロニクス一般である。</p>

<p>メカトロニクスとはメカニクスとエレクトロニクスの合成語である。<br />
つまり、機械系と電子系を統合するシステム（つまり、電子制御の機械）のことである。<br />
これは、現在、実際に世の中で稼働している機械のほとんどを指している。</p>

<p>そして、知能メカトロニクスは、電子制御の機械を知能化する（情報技術によってより知的にする）技術である。<br />
物理的な機械を知能化する典型的な例は、ヒューマノイドに代表される知能ロボットであるが、単純に、知能メカトロニクス＝知能ロボティクスだと認識されると、視野を狭くする恐れがある。<br />
たとえば、自動ドアやエアコンの風を人のいるところに向けるシステムをロボットだと認識する人は少ないと思うが、これらは情報技術と電子制御機械技術が統合されて初めて実現する（あるいは実現が容易になる）ものである。<br />
さらに、自動ドアとエアコンを連動させると、それぞれをより高度にすることができる。</p>

<p>機械の知能化は、当然ながら実世界のセンシング（知覚）の高度化とネットワーク化を含むので、複数の機械が実世界の認識と通信機能を持つことで初めて可能になるアプリケーションが考えられる。<br />
知能メカトロニクスの典型例は、分散化されたセンサーシステムにアクチュエータ（駆動系。アームロボットのような複雑なものでも、車輪のような単純なものでもよい）を統合したものである。</p>

<p>人工知能の目標を、高度に自律的な知能（および身体）の実現とすることはわかりやすいけれど、僕が考える人工知能のより重要な目標は、人間そのものを強化（あるいは進化）させる効果的な手段を実現することである。<br />
そのためには、人間をシステムの中心に置き、人間を取り囲む環境をより知的で高度にすることを考えるべきだろう。</p>

<p>僕が考える知能メカトロニクスとは、ユーザーを中心とした、物理的・情報的環境を拡張・強化あるいは知能化するための技術およびその研究領域である。</p>

<p>そして、このブログでは何度も取り上げているが、知能メカトロニクスを具体化するために、僕たちは、ネットワーク化された個人用の知的な乗り物を研究開発している。</p>

<p>移動体を知能化すること自体は、かなり以前から行われており、実用化も進められている。<br />
たとえば、自動車向けに開発されているプリクラッシュセーフティシステムである。<br />
これは、道路走行中に前方の車両に衝突しないように自動的にブレーキをかけたり、衝突時の人間にかかる衝撃を弱められるように自動的にシート（主にヘッドレスト）を調節するものである。<br />
このようなシステムの延長線上に、すべての移動体を自動走行させてネットワークで情報を管理し、事故を未然に防ぐシステムが考えられる。</p>

<p>ネットワーク化され情報共有が可能な乗り物を、個人の行動支援のレベルまでブレイクダウンして、人間の身体と知能を拡張するシステムとして乗り物を再考したのが、僕たちの研究している個人用知的移動体（ATと呼ばれている）である。<br />
ATは、現在まで、目的地への自動走行、人間を含む障害物回避、対象物の認識とそれへの誘導、人間の自動追尾、複数台の連携走行と衝突回避、などを可能にしてきた。<br />
もちろん、環境側にもいくつかの仕掛けが必要であるが、ATが今できることが何なのかだいぶわかってきた。<br />
やはり、ソフトウェアだけでなくメカやデバイスを一緒に考えると、発想がかなり広がっていくことを実感できた。<br />
しかし、人間の感覚・思考や運動の柔軟さにはまだまだ遠く及ばないので、人間の知能と身体の拡張のためには多くの研究が必要だろう。<br />
とても面白いテーマだし、メカやデバイスに詳しくなくても手探りで何とかやっていける研究なので、できれば多くの人に興味を持ってもらいたいと思っている。</p>

<p><br />
ところで、最近、つくづく日本人の発想力はすごいなあと思ったのは、<a target="_blank" href="http://www.rideback-anime.jp/rideback.html">「ライドバック」というアニメ</a>を偶然見たときである（どうやら、これは名古屋では放映されていないらしい）。<br />
これは、バイクを搭乗型ロボットに進化させた乗り物（その名前がライドバック）が主要な舞台装置となっている物語である。</p>

<p>ライドバックには2本の腕が付いていて、2個の車輪を支えるフレームが足のように動かせるようになっている。<br />
そのため、何かをつかんだり、ジャンプしたりできる。<br />
バイクがロボットに変形するシステムは、かなり以前からアニメや特撮番組の世界ではいろいろあったけれど、ロボットに変形するのではなく初めからそういう乗り物（ただし、フレームが可変なので形態は変化する）にして、日常生活にほぼ定着している設定にしたところがとても面白い（ちなみに、劇中の年代は2020年だそうである）。</p>

<p>実は、僕もATに腕をつけたり、ジャンプできるようにサスペンションを工夫することをずっと考えていた。<br />
さすがにライドバックのような乗り物は兵器としても使える（劇中では画期的な戦術兵器として扱われている）ため、実際に開発すべきだとは思わないけれど、乗り物が搭乗者をさまざまな危険から守るために、何かにつかまったり飛び上がったりする仕組みを持つのはとても有効だと思う。</p>

<p><br />
そんなわけで、僕が最近ずっと考えている、人工知能研究の新しいステップとしての知能メカトロニクスについて、ATに関する研究活動を例に挙げて、詳しくお話しようと思っています（ただし、ライドバックについては触れません）。<br />
ご興味のある方は、以下の研究会に奮ってご参加ください。</p>

<p>情報処理学会　第155回<a target="_blank" href="http://www.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/sig-ics/main.htm">知能と複雑系研究会</a></p>

<p>2009年3月20日-21日<br />
会場：公立はこだて未来大学　593教室<br />
会場へのアクセスは<br />
<a target="_blank" href="http://www.fun.ac.jp/acces/index.html">http://www.fun.ac.jp/acces/index.html</a><br />
を参照してください。</p>

<p>テーマ「人工知能がこれから目指すべきもの」</p>

<p>3月20日<br />
10:00 - 11:00<br />
 中島秀之(公立はこだて未来大学)<br />
 知能への進化論的アプローチ<br />
11:00 - 12:00<br />
 片桐恭弘(公立はこだて未来大学)<br />
 文化の計算理論を求めて</p>

<p>14:00 - 15:00<br />
 小野哲雄(公立はこだて未来大学)<br />
 HAIによる環境知能の実現へ向けて<br />
15:00 - 16:00<br />
 橋田浩一(産業技術総合研究所)<br />
 知識循環と持続可能なサービスの設計</p>

<p>3月21日<br />
10:00 - 11:00<br />
 大沢英一(公立はこだて未来大学)<br />
 複雑ネットワークからの構造情報抽出<br />
11:00 - 12:00<br />
 長尾　確(名古屋大学)<br />
 知能メカトロニクスへの接近 - 個人用知的移動体を例にして - </p>

<p>14:00 - 16:00<br />
 パネルディスカッション（パネリストは講演者全員）</p>

<p>これらの講演やディスカッションはビデオ撮影をして、後日ネットで公開する予定です。<br />
そのときは、このブログでもご紹介します。</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>ビデオアノテーション研究には未来があるか</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2009/03/post_64.html" />
<modified>2009-03-13T17:29:06Z</modified>
<issued>2009-03-13T17:17:12Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2009:/nagao/4.231</id>
<created>2009-03-13T17:17:12Z</created>
<summary type="text/plain">つい先日、情報処理学会第71回全国大会という研究集会が滋賀県の琵琶湖の近く（とい...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ショート</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[<p>つい先日、情報処理学会第71回全国大会という研究集会が滋賀県の琵琶湖の近く（といっても琵琶湖は見れなかった）の立命館大学で開催された。<br />
僕のいる研究室からは、ほぼ全員がそれに参加して研究発表を行った（僕も一応、発表登録をしたが、学生の発表と時間が重なってしまったのでキャンセルした）。</p>

<p>その中で「マルチメディアとメタデータ」という僕たちの研究テーマとよくマッチするセッションがあり、僕のいる研究室の学生の一人がそこで発表した。<br />
これまでに作ってきたシステムのデモをいろいろ見せながら、実験結果も報告して、なかなかよい発表ができたと思っている。<br />
僕はこのシステムの設計にはずいぶん知恵を絞ったので、かなりの思い入れがある。<br />
この学生もよくがんばったし、僕の期待にも応えてくれた（正直、大学に来てから今までで、最も指導のし甲斐があった学生である）。</p>

<p>しかし、そのセッションの座長の評価はさんざんであった（優秀な発表を表彰する賞に関して「該当者なし」という判断がなされた。これは僕たちの研究発表が特にダメという評価ではないが、すべての発表がダメという評価なので、いずれにせよ、高い評価ではなかった。ちなみに、座長がこのような判断を下したセッションは110件中たったの3件だったそうである。まったく関係がないが、「スター誕生」という往年の人気番組の萩本欽一のせりふ「バンザイ。。。なしよ」というのを彷彿とさせる）。<br />
何がどう悪いのかまったく説明がなかったので、いったいどういう方向にこの研究を導いていけばいいのか迷いが生じてきた（本人に直接、何が問題なのか問い合わせればよい、という意見もあるだろうけど、「（賞の）該当者なし」とだけ言い切ってその場を立ち去った人間に何を聞いてもまともな答えは返ってこないような気がする）。</p>

<p>僕たちが取り組んでいる「ビデオアノテーション研究」すなわちビデオに対するコメントやタグなどのメタ情報を収集し、ビデオの意味的な内容を解析して、さまざまなアプリケーションを実現する研究は、今後、大きな発展の余地があるのだろうか。</p>

<p>最近、YouTubeもビデオアノテーションの仕組みを取り入れ、ビデオの投稿者が許可するユーザーが、ビデオ内の任意の時間の画像の任意の部分に吹き出し風のコメントを付けたり、他のコンテンツへのリンクを付けたりできるようになっている。<br />
ニコニコ動画よりまともなコメントが付くようになれば、いろいろと利用価値もあるだろう。</p>

<p>ちなみに、上記のセッションでは、ニコニコ動画のコメントから意味のある情報が抽出できるかどうかを試みた研究発表もあったが、結果はあまり有意義なものではなかったようである。<br />
まあ、これは研究対象がダメすぎたのかも知れないけれど。</p>

<p>僕たちが研究しているビデオシーン引用もこれからさらに面白くなっていく予感はするのだけど、今のところ、あまりよい反応はない。</p>

<p>ビデオアノテーションに関しては、明らかに、僕たちの研究が先行していたと思っている（僕がビデオアノテーションの研究を始めたのは1998年のことである）が、もうほとんど「時代に追い付かれてしまった」という気がしている。<br />
だから、再び引き離すには一体何をすればいいのか、また、僕たちにこれから何ができるのか、苦しみながら必死に考えているところだったのである。<br />
そんな状況で上記のような評価をもらったのでショックが大きかった。</p>

<p>確かに、現時点で、ビデオアノテーションによってできることはあまり多くはないだろうし、驚くような結果（たとえば、任意のキーワードにぴったりマッチするビデオシーンが検索される、など）が出ているわけでもない。<br />
しかし、ビデオ（のシーン）を主要な素材としてネットならではのコンテンツを作っていくためには、どうしてもこの研究が必要だと思っている。<br />
だから僕は、この研究には未来があると信じている。</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>フォーカル・ポインタ</title>
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<modified>2009-10-04T02:54:16Z</modified>
<issued>2009-02-28T02:46:15Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2009:/nagao/4.230</id>
<created>2009-02-28T02:46:15Z</created>
<summary type="text/plain">複数の人間が、自然に同じところに注目するような点をフォーカル・ポイント（foca...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ロング</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[<p>複数の人間が、自然に同じところに注目するような点をフォーカル・ポイント（focal point）と呼ぶ（注視点（focus of attention）とも呼ばれる）。</p>

<p>たとえば、川で隔てられた2つの街があって、その川には一本の橋がかかっているとする。<br />
その地図を複数人に渡して、「もし突然、2つの街のどちらかにいることがわかっている複数の友人と待ち合わせをすることになったとしたら、どこで待ち合わせをしますか？」という質問をすると、大部分の人は橋の両端のどちらかの場所を示すらしい。<br />
それは、2つの街のどちらにいるかわからないから、結局行き来しなければならなくなると思うので、それなら橋のどこかで待っているのが妥当だし、橋の中のどこかよりは特徴のあるところで待つのがよい、ということらしい。<br />
機能的な側面と視覚的な側面の両方を考慮しているようだ。<br />
このような場所は地図上のフォーカル・ポイントとなりうる。<br />
ちなみに、この問題に関しては、今はみんなケータイを持っているのだから、連絡を取り合って適切な場所で待ち合わせをすればいい、という意見もあるだろうけど（僕はケータイを持っていないのでこのやり方だと仲間外れになってしまう）。</p>

<p>僕は、このフォーカル・ポイントの性質を会議でのプレゼンテーション（およびその後の検索）に応用できないものかと考えている。<br />
つまり、スクリーンに投影している資料の中で多くの人が注目する（してしまう）点を見つけて、その点に関するトピックを集中的に議論すると、効果が上がるのではないかということである。<br />
視線認識でもやらないと誰がどこを注目しているかわからないのではないかと思われるかも知れないが、僕たちのミーティングでは参加者全員がポインタ（つまりWiiリモコン）を持っているので、要所要所でポインタを使って自分の注目しているところを示す、という手がある。</p>

<p>そして、複数人の視点が集まっていることをわかりやすくする仕組みとして考えたのが、合体ポインタである。<br />
他の参加者の注目しているところに自分も注目していることを示すために、ポインタを合体させて、より目立つポインタに変化させる（少し派手な色になるとか、サイズが大きくなるなど）のである。<br />
ポインタを合体させる操作は、ポインタを重ねてボタンを押すだけである。<br />
ポインタを分離させるときは、もう一度ボタンを押せばよい。</p>

<p>合体に参加しているポインタが多いほど、アピール度はより高くなっていく。<br />
ポインタの数が参加者の半数を超えた場合に、合体ポインタの指す場所は、フォーカル・ポイントとして記録される。<br />
会議後に、ファーカル・ポイントの存在しない資料は重要ではないとして、会議資料のエッセンスが自動抽出される。</p>

<p>ファーカル・ポイントを示しているポインタをフォーカル・ポインタと呼ぶ。<br />
フォーカル・ポインタとなった合体ポインタは、合体に参加しているすべてのポインタの移動ベクトルの平均値によって位置が決まる。<br />
つまり、合体ポインタの参加者全員が異なる方向に動かそうとするとポインタはほとんど動かない。<br />
そのストレスから、合体を解除して、他の場所を指すものが続出して、その結果、最初とは異なる場所にフォーカル・ポインタを形成することもある。</p>

<p><br />
このようにファーカル・ポイントは機械的に決まるのではなく、複数参加者の自発的行為から発現する一種の集合知によって決まるのである。</p>

<p>このフォーカル・ポイントが本当に議論の効率化に貢献するのかどうかは、まだわからないが、フォーカル・ポイントが見い出せないようなプレゼンテーション資料はやはりどこかがまずいのではないか、という気がする。<br />
高橋メソッドだか何だか知らないけれど、やたらと字を大きくしてスライドの枚数を稼ぎ、インパクトを求めるあまり、きわめて断片的で文脈を捨象した情報しか表示しないやり方は僕は嫌いだけれど、書いてあることがバラバラでどこに注目したらよいのかよくわからないようなスライドもやはりダメだと思う。</p>

<p>一つのスライドに必ず一つのフォーカル・ポイントがあり、そこにはそのスライドで最も重要なことが書かれている、というのが理想である。<br />
無論、その重要なことを補足する情報が、フォーカル・ポイントの周辺にできるだけ簡潔に書かれているのがよいだろう。</p>

<p>フォーカル・ポイントをうまく誘発できる方法がわかったら、きっと効果的なプレゼンテーションスライドの作成法や、そのスライドを使った効果的なプレゼンテーション法がわかってくるだろう。<br />
その辺のことが明確になったら、いわゆるハウツー本でも書いてみようか。</p>

<p><br />
ところで、複数ユーザーがWiiリモコンをポインタデバイスとして使えるようにする仕組みは、もともと僕のいる研究室の学生が作ったものだけど、かなりやっつけで作ってあってわかりにくいので、ソースコードを書き直して公開しようかと思っている。<br />
ただ、これに関して引っかかるのは、プログラムを公開することで任天堂に不利益にならないか、ということである。</p>

<p>Wiiリモコンのリバースエンジニアリングに関するサイトはいろいろあって、僕たちも参考にしているのだけど、WiiリモコンをPCで使えるようにすることは任天堂のビジネスを拡大させることにはならないと思われる（人づてに聞いたところ、Wiiリモコンだけが売れてもあまりうれしくないらしい。まあ、当然だけど）ので、下手に煽って任天堂を怒らせ、Wiiリモコンの仕様が大きく変更されたら面倒なことになるなあ、と思っている（たいていの場合、企業がこういうことをすると、ハックするユーザーとの間でいたちごっこになる。最近このようないたちごっこが起こった例として、AppleのiPhoneに関して、App Store以外からダウンロードしたソフトウェアを実行できないようにするロック機能をユーザー側で解除するJailbreakがある）。</p>

<p>画期的なミーティング支援システムを僕たちが開発して、それを任天堂のライセンス付きで市販することができたら（無論、大学の研究室が直接、製品を販売することはできないけれど）、IT関連技術（ゲームではなくビジネスソフトウェア）を何でもかんでもアメリカから輸入する状況を少しぐらい変えられるのではないかと思っている。</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>オムニムーバー、人をよける</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2009/02/post_62.html" />
<modified>2009-10-04T00:50:11Z</modified>
<issued>2009-02-23T15:02:36Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2009:/nagao/4.229</id>
<created>2009-02-23T15:02:36Z</created>
<summary type="text/plain">最近、僕のいる研究室で研究開発している、全方位レンジセンサーを装備し全方位移動が...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ビデオブログ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[最近、僕のいる研究室で研究開発している、全方位レンジセンサーを装備し全方位移動が可能な個人用知的移動体（オムニムーバー）による、複数の人間との接触・衝突回避を実現しましたので、ビデオを引用してご紹介します。<br/>
<br/>
オムニムーバーは屋内では、地図を参照しながら、壁沿い走行を行って、目的地まで自動的に移動することができますが、移動の途中で、歩いている人間と遭遇したときにぶつかってしまうことがありました。<br/>
これではとても安全な乗り物とは言えませんので、歩いている人間が周囲にいてもぶつからないように動く仕組みを考えていました。<br/>
<br/>
赤外線レーザーを使って、レーザーが届く範囲に存在する物体との距離を計測するレーザーレンジセンサーによって、移動体周辺の物体の位置（正確には物体とセンサーとの距離）を知ることができますが、自分自身が動いているので、周囲の物体との相対的な位置関係が変化します。<br/>
問題は、その位置の変化が予測できるかということです。<br/>
予測が当たれば、その物体とぶつからないように動くことはそれほど困難ではありません。<br/>
オムニムーバーは人間と同じように、どの方位にも旋回せずに動けますから、よけるために向きを変える必要はありませんので、比較的短い時間で回避行動をとることができます。<br/>
<br/>
近くにある物体が壁や柱などの地図に載っているものなら、目的地までの経路を決めるときに、あらかじめ考慮しておくことができますが、一時的に荷物が置かれたときなど、地図に載っていないものが経路上に存在することがわかったときは、自分から見てどの方向のどのあたりにその荷物が存在するかを計算しながら動的に進路を変更する必要があります。<br/>
そのために、前述のレンジセンサーが役に立つわけですが、物体が動かないなら、問題はそれほどむずかしくはありません。<br/>
自分が止まるか、後ろに下がるかすれば、絶対にその物体にぶつかることはないからです。<br/>
<br/>
しかし、物体が動いている場合は、問題は格段にむずかしくなります。<br/>
そもそも、自分より速く動く物体が接近してきた場合は、その進行方向が事前に予測でき、直前に変化しない場合を除いて、それをよけることは原理的に不可能です（ちょっと物騒ですが、プロペラの飛行機に、自動追尾機能を持ったミサイルが接近している状況を想像していただけるとわかると思います）。<br/>
<br/>
オムニムーバーが人間より速く動ける乗り物であるという想定（実際は、電源の関係で、人間の早足（秒速約2メートル）より遅いです）で、人間の移動速度と方向（これを移動ベクトルといいます）を動的に予測して、その邪魔にならないように進路を変えるか停止する仕組みを実現しました。<br/>
<br/>
以下の図は、レンジセンサーで得られた移動体（中央の青い長方形）を中心とした環境情報です。<br/>
緑色の点や線が動かない障害物をピンク色の線の集合が動く障害物（の移動ベクトル）を表しています。<br/>
また移動体の周囲の色の付いた部分は移動可能領域を、青い線は目的地に近付くための最適な移動方向を示しています。<br/>
<br/>
<img alt="at9-rangesensor.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/at9-rangesensor.jpg" width="255" height="447" /><br/>
<br/>
レンジセンサーの赤外線レーザーは物体を透過できませんので、壁などがあるとその向こう側の状態がわからなくなります。<br/>
そのため、交差点などで出合いがしらに人間とぶつかってしまうことを避けるために、環境側にもセンサーを設置しています。<br/>
これについては、また別の機会にご説明します。<br/>
ちなみに、移動体同士の場合は、事前に、通信によって現在位置と進路を相手に伝達していますから、衝突を回避することは比較的容易です。<br/>
安全で効率的な自動トランスポーテーション（人や荷物を目的地に自動的に運ぶ技術）のために、さらなる研究を進めていきたいと思います。<br/>
<p id="syn_3869_header">では、これからオムニムーバーこと個人用知的移動体AT9号機の自動走行と障害物回避のデモビデオをご紹介します。<br />このビデオでは、移動体に人が乗っています（乗り物なので当然ですね）が、操縦はコンピュータが行っています。<br />また、ビデオの中では表現されていませんが、自動走行のために、建物内の地図を移動体が自動的に取得して、搭乗者が目的地を自由に設定できるようになっています。</p>
<p id="syn_3869_i_0">
AT9号機の屋内自動走行は、基本的に壁を手がかりにして行います。<br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14450_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
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	</embed>
</object>
<br/>そして、角を曲がるときは、できるだけ壁から離れないようにします。<br />最初に曲がる方向を向いてから横に動き、正面の空間が広がったら前進します。
</p>
<p id="syn_3869_i_1">
走行中に人間が近づいてくることがわかったときは、その移動の邪魔にならないように動きます。<br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
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	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
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	</embed>
</object>
<br/>この場合は、ほぼ真横によけて人間の進路から外れます。
</p>
<p id="syn_3869_i_2">
障害物が動かないことがわかったら、あまり大袈裟によけずに、近くまで寄ってから最短の経路でよけます。<br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14452_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=14452_">
	</embed>
</object>
<br/>静止物だと思って近づいたら、至近距離でいきなり動き出した場合は一般によけられませんが、人間や他の移動体であることが他の手段（人感センサーや通信）によってわかれば、突然動き始めることが予測されますから、やはり、あまり近づかないようにします。<br />周囲に障害物（と思われるもの）が見つからなくなったときは、再び壁に近づいてから、壁沿い走行を継続します。<br />壁には、ランドマークとなるRFIDタグが設置されていて、ATが現在位置を認識し、走行経路を確認するために利用されます。<br />一般に、壁沿い走行の方が速く動けるようになっていますので、あたりまえのことですが、障害物がないときの方が目的地に早く到着します。
</p>
<p id="syn_3869_i_3">
次は、左折ですが、右に曲がったときと同様に曲がる方向をあらかじめ向いてから右方向に走ります。<br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
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	</embed>
</object>
<br/>僕は、この動き方は、進行方向が変わることを、搭乗者にわかりやすく知らせるための方法の一つとしても有効だと思っています。<br />ちなみに、搭乗者は、いつでも自動走行をキャンセルして降車できるようになっています。
</p>
<p id="syn_3869_i_4">
比較的広い空間に出ましたので、この場合ATは、必ずしも壁沿いではなく、目的地まで直線的に動こうとします。<br/>
あたりまえですが、空間が広いと障害物回避がより容易になります。<br/>
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	</embed>
</object>
<br/>このとき、やはり人間が近づいてくることがわかったら、その移動ベクトルを予測して、人間の進路と重ならず、かつ、目的地にできるだけ近づけるように移動します。
</p>
<p id="syn_3869_i_5">
このシーンのようにきびきびと動けるとよいですが、実際はこの3分の2程度の速度で動いています。<br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
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	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
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	</embed>
</object>
<br/>それにしても、このビデオはATが自動的に動いていることがわかりにくいですね。
</p>
<p id="syn_3869_footer">さらに面白いことができるように、これからも研究を続けていきたいと思います。</p>
<ul>
<li>Read : <a href="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/content.php/206/">個人用知的移動体AT - 自動走行と障害物回避 -</a></li>
</ul>
<!-- 以下はSynvieのロゴ表示兼アクセス解析用タグです．取得されたデータは研究目的以外には利用しないので，タグの設置にご協力をお願いします．-->
<img src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/logo_instant.php?uid=19&bid=3869&tb=1"/>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>形態素を数えてみたら</title>
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<modified>2009-02-22T06:18:14Z</modified>
<issued>2009-02-22T03:03:04Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2009:/nagao/4.228</id>
<created>2009-02-22T03:03:04Z</created>
<summary type="text/plain">人は一生のうちにどれだけの量の文章を書くのだろう。 前回のエントリーで紹介したタ...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ショート</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[<p>人は一生のうちにどれだけの量の文章を書くのだろう。</p>

<p>前回のエントリーで紹介したタイムマシンボードのテキスト入力のために、僕がこれまでに書いてきた文書を使って辞書（読みや表記の一部から単語を引くもの）を作ってみた。<br />
それには、2冊の著書（1997年と2000年に書いたもの）とこのブログ（2005年8月から今月までのもの）といくつかの（単著の）論文から得られた形態素（文法的に分割される文の最小単位）が含まれている。<br />
僕は、これはほぼ10年分くらいの個人的な文書量だと思っている（ただし、英語の文献や、共同執筆の論文やメールなどは含まれていない）。</p>

<p>延べ形態素数は約20万でその異なり数（重複を除いたもの。助詞と助動詞と記号を除く。動詞や形容詞などの活用するものはその基本形の異なるもの）は約9千であった。<br />
意外に少ないなあと思う。<br />
確かに、僕が公開を前提に書いている文章は、専門的な内容がほとんどだけど、広い視野で研究に取り組んでいるつもりなので、使っている語彙はもっと多いと思っていた。</p>

<p>ちなみに、広辞苑第5版の項目数は約23万で、現時点のWikipedia日本語版の項目数は約56万である（これらは複合語や名詞句を含むので、厳密には比較対象にはならない）。</p>

<p>僕は他人に読んでもらえるような文章を書くことは、頭を使うためのきわめて重要なトレーニングだと思っている。<br />
普段から人に見せる文を書く訓練をしていない人（もちろん、メールは訓練にはならない）は、まとまったドキュメントを書くときに、話し言葉に近い表現（「なので」とか「○○したい」とか「こういった」とか）を多用するため、その結果は、体裁が悪く、質が低いものになる（そのため、卒論発表会などで回覧される論文にはひどいのが多い）。<br />
だから僕は、これからも文章を書いて公開していこうと思っている。<br />
これは誰かのためではなく、あくまで自分のためなのである。</p>

<p>しかし、昔はともかく、今は論文を一人で書くことはほとんどなくなったし、本や解説記事は（書けとは言われているけれど）最近さぼっていたため、もっぱらこのブログが僕の（単独による）著作物になっている。<br />
実は、このブログは形態素解析がやりやすいように、一文の後に必ず改行を入れているのである（形態素解析システムは改行までを一文とみなすことが多いので、文の途中に改行があると、その前後の語が正しく解析されないことがある）。</p>

<p>このブログは僕にとって日記ではないので、日常的な出来事などはほとんど書いていない。<br />
基本的に僕が関わっている研究の話を書いている。<br />
また、論文ではないので、あまりむずかしいことは書かないようにしている（それでも、知り合いからは「もっとわかりやすく書いて」と言われている）。<br />
さらに、悪口はできるだけ書かないようにしている。<br />
大学のことにせよ社会のことにせよ、腹の立つことはとても多いのだけど、実名をさらしているのだからめったなことは書けない（僕がリミッターを外して、思っていることをそのまま書いたら、すぐにこのブログは閉鎖になるだろう）。</p>

<p>そのため、形態素の異なり数があまり増えていかないのは当然なのかも知れないけれど、興味の対象が狭い範囲に限定されているのでは、教育者として適切ではないと思うので、形態素の異なり数が増えていくように執筆活動を続けていきたいと思う。</p>

<p>つまらないことにこだわっていると思われるかも知れないが、たとえ本を何冊も書いていたって、書いていることがいつも似たような内容なら、その著者に明確な進歩があるとはあまり思えないのである。<br />
だから、書いてきた文章の形態素の異なり数を一つの目安とすることは、それほどおかしいことではないと思う（機械的な言語処理がさらに高度になって、意味解析の精度が十分なものになったら、これとは違う指標を用いることになるだろう）。<br />
僕は、これから1年ごとにこの数値を調べてみようと思っている。</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>タイムマシンボード：進化したホワイトボード</title>
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<modified>2009-10-04T00:45:22Z</modified>
<issued>2009-02-13T15:54:29Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2009:/nagao/4.227</id>
<created>2009-02-13T15:54:29Z</created>
<summary type="text/plain">ご無沙汰しています。 ようやく時間が取れるようになってきましたので、僕のいる研究...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ロング</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[<p>ご無沙汰しています。<br />
ようやく時間が取れるようになってきましたので、僕のいる研究室の最近の成果をご紹介したいと思います。</p>

<p>僕のいる研究室では、ホワイトボードを電子化・ネットワーク化した新しいミーティングツールとして、タイムマシンボード（TimeMachineBoard）と呼ばれるシステムを研究開発しています。<br />
名前から想像できますように、このシステムは、AppleのMac OS X Leopardの機能の一つ、<a target="_blank" href="http://www.apple.com/jp/macosx/features/timemachine.html">Time Machine</a>とほぼ同じ発想に基づいています。</p>

<p>もっとも、AppleのTime MachineのようにPC内のデータのバックアップがメインではなく、過去のミーティングの内容を検索して、容易に再利用できるようにすることが目的です。<br />
たとえば、以前に誰かが書いた文字や図は、ペンのストロークごとに詳細に記録されています（書いた時間、そのときのペンの色や太さ、書いたユーザーのIDも含まれています）ので、時間を遡って再現することができます。</p>

<p>僕たちは、まず、以下の写真のように、大型液晶ディスプレイと赤外線LEDペン（ペン先が押されるとペンのお尻から赤外線を発信するペン）およびWiiリモコンを使って、電子的なホワイトボードを実装しました。</p>

<p><a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_pen1.jpg"><img alt="tmb_pen1.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_pen1.jpg" height="400" /></a><a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_pen2.jpg"><img alt="tmb_pen2.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_pen2.jpg" height="400" /></a></p>

<p>ただし、この仕組みは僕たちのオリジナルではありません。<br />
アメリカのCMU（カーネギーメロン大学）の学生が、すでに実現して、プログラムを公開しています（<a target="_blank" href="http://www.cs.cmu.edu/~johnny/projects/wii/">参考</a>）。<br />
僕たちは、ペンにユーザーIDを関連付けるために、若干の細工を施しました。<br />
これには僕らのオリジナルデバイスであるWiiリモコン用赤外線IDデコーダも利用しています。<br />
また、頭上に固定しているWiiリモコンにACアダプタを接続できるようにしました（これで電池切れの心配がなくなりました）。</p>

<p>次に、ペンでいろいろなことができるようにするためにユーザーインタフェースを工夫しました。<br />
たとえば、個人専用のWiiリモコンのAボタンを押しながら、リモコンと同じIDを持つペンで画面をタップすると、以下の図のようなメニューパレットが表示されて、ペンや背景の属性を変えることができます（これは、ペンのみ、あるいはリモコンのみを使っても行えますが、両手にペンとリモコンを持って使うのが最も効率的です）。</p>

<p><img alt="tmb_penpalette.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_penpalette.jpg" width="400" height="322" /></p>

<p>ペンの属性には、機能（通常のペン、イレーサ、アンダーライナー、オブジェクトの選択・移動・拡大縮小、範囲選択とコピー）、色、サイズ、ストロークの種類（フリーハンド、直線、矢印、矩形）があります（ちなみに、ペンを通常のマウスのように使うこともできます）。<br />
また、背景の属性には、通常のデスクトップ画面、ホワイトボード、グリッド付きのホワイトボードがあります。</p>

<p>ペンによる文字入力の仕組みも作りました。<br />
これは以下の写真のような、ひらがなとアルファベットのキーボードパネルから文字をペンで選択すると、その文字で始まる言葉（漢字の場合はその読みの先頭がマッチするもの）がリストアップされ、そのどれかをペンやリモコンの十字キーで選択する仕組みです。<br />
これは一般のキーボードに比べると明らかに遅いですが、手書き文字入力よりは速くテキストを入力できると思います。</p>

<p><a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_input1.jpg"><img alt="tmb_input1.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_input1.jpg" height="400" /></a><a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_input2.jpg"><img alt="tmb_input2.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_input2.jpg" height="400" /></a></p>

<p>また、以下の写真のように、WebブラウザやPowerPointなどのWindowsアプリケーションを立ち上げておいて、ペンでその画面の任意の部分をクリッピングしてホワイトボード画面に貼ることができます。</p>

<p><a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_clip1.jpg"><img alt="tmb_clip1.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_clip1.jpg" height="400" /></a><a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_clip2.jpg"><img alt="tmb_clip2.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_clip2.jpg" height="400" /></a></p>

<p>当然ながら、僕たちが以前からミーティングで使っているWiiリモコンによるポインタ機能も同様に使うことができます。<br />
前々回のエントリー「<a href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2008/11/post_58.html">スティッキーとアンダーライナー</a>」でご紹介した機能は、すべてこのタイムマシンボードで利用することができます。<br />
たとえば、スティッキー（以下の上の図）で、テキストやイメージを、タイムマシンボードに転送することができ、以下の下の写真のように、ペンやリモコンを使って表示位置やサイズを変更することができます。</p>

<p><a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_sticky1.jpg"><img alt="tmb_sticky1.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_sticky1.jpg" width="450"/></a><br />
<a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_sticky2.jpg"><img alt="tmb_sticky2.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_sticky2.jpg" height="400" /></a></p>

<p>僕たちの使っているWiiリモコンは、ポイントしているボードを赤外線IDで識別できますので、複数のボードにまたがった操作をすることもできます。<br />
たとえば、以下の写真のように、近くのボード上の手描き図を遠くの（より大型の）ボード（この例ではプロジェクタスクリーン）に転送して表示させるような操作です。</p>

<p><a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_copy1.jpg"><img alt="tmb_copy1.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_copy1.jpg" height="400" /></a><br />
<a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_copy2.jpg"><img alt="tmb_copy2.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_copy2.jpg" width="400"/></a></p>

<p>実は、タイムマシンボードは、いわゆるグラフィックファシリテーションの仕組みを実装することを目指して設計されています。<br />
ファシリテーション（会議を円滑に進めるためのテクニック）に関してはいつか改めて書いてみたいと思いますが、ホワイトボードをうまく使うことで、適切に議論を誘導・調整できるように、ファシリテーションとホワイトボードの活用術には強い関連があると思われます。</p>

<p>たとえば、以下の左の写真のように、クリッピングしたりスティッキーで転送した図にペンでマーキングしたり、右の写真のようにテキストの任意の部分にアンダーラインを引いたりしながら、説明に抑揚をつけたり、議論の流れを適切に導いていくことができるようになっています。</p>

<p><a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_marking.jpg"><img alt="tmb_marking.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_marking.jpg" height="400" /></a><a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_underline.jpg"><img alt="tmb_underline.jpg" src="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/images/tmb_underline.jpg" height="400" /></a></p>

<p>近い将来、タイムマシンボードは、参加者のファシリテーションのスキルに依存せずに、システムを使っているうちに自然にファシリテートされるような会議を実現することができるでしょう。</p>

<p>そのために、会議におけるユーザー行動（ペンやポインタの動き、スティッキーによる文字や画像の入力と移動、背景画像からのクリッピングなど）を自動的に記録して、その時間に基づいて構造化する仕組みによって、現在進行中の会議を支援する手法を模索しています。</p>

<p>たとえば、過去にボードに表示した内容の一部を引用して現在の議論に役立てたり、現在のボードの内容を消去したときに、自動的に、近くにある他のボードに直前の内容をサムネイル表示するなど、記録のさまざまな活用法を実現しています。<br />
また、音声も記録しているので、ボードに描きながら、あるいはボードをポイントしながら話していた内容をボード内容の検索と連動して再生することができます。</p>

<p>さらに、タイムマシンボードのコンテンツは、Webブラウザでアクセスできるようになっていますので、どこにいてもボードに書いた内容を閲覧することができます。<br />
これはリフレクションと呼ばれる、議論内容の振り返りを促進するための仕組みです。</p>

<p>このように、タイムマシンボードは、従来のホワイトボードを、過去を遡って内容の一部を検索・引用できるようにすることで、時間的に拡張し、さらに、複数のボードを柔軟に連携できるようにすることで、空間的に拡張したものと言えるでしょう。</p>

<p>いずれは、僕のいる研究室の一つの壁全体をタイムマシンボードとして使えるようにしようと思っています。<br />
このような壁に、僕はタイムマシンウォールという名前を付けようと思っています（そのまんまですね）。</p>

<p><br />
昨年、Panasonic（旧松下電器産業）が<a target="_blank" href="http://panasonic.co.jp/center/tokyo/floor/floor_01/future/index.html">ライフウォール</a>というコンセプトを発表したのを見たとき、僕は「この人たち、よくわかっているなあ」と思いました。<br />
僕は、このライフウォールおよびそのアプリケーションが、近未来の情報化・ネットワーク化された日常生活環境の一例をよく表していると思ったのです（家族の見ている前で自分宛のメールをチェックするかどうかはさておき、リビングルームに家族全員が集まる機会が増えるのはとてもよいことでしょう）。<br />
ちなみに、僕はライフウォール（Life Wall）よりリビングウォール（Living Wall。リビングルームと「生きている」という意味をかけている）というネーミングの方が合っていると思います。<br />
将来、Living Wallに等身大の自分の映像とメッセージを残して、子供たちへのLiving Will（遺言状）にする、などのようなことも実現されるでしょう。<br />
遺言状は別としても、若いころの父親や母親の姿やメッセージに、現在の自分が元気づけられる場面がこれから増えるのではないでしょうか（過去の自分から未来の自分に送るメッセージというのでもよいですね）。</p>

<p>この仕組みは、屋内の一つの壁のほぼ全域をディスプレイとして使えるようにしたもので、たとえば、テレビ電話なら等身大の相手を表示して会話ができますし（かなり親しい間じゃないとこんなことはしないと思いますが）、画面に手を伸ばすとその手の先あたりに、ユーザーごとにカスタマイズされたメニューを表示して、表示内容を操作できるようです。<br />
また、ユーザーの顔のあたりに子画面を表示してその人に合った情報を表示することもでき、さらに、その人が左右に歩くとその子画面が人の動きに合わせてついてくる、というデモもやっていました。</p>

<p>ディスプレイ前のどのあたりにユーザーが立っているかどうかは、赤外線の反射を検知するセンサーを使えば簡単にわかりますし、手の動きを認識したい場合は、よくジェスチャ認識で用いられている、赤外光の反射による2.5次元の距離画像（2次元の画像にピクセルごとのカメラからの距離を加えたもの）を処理すればよいでしょう。<br />
しかし、一般に、ユーザーを瞬時に正確に識別するのは簡単ではないと思います（ライフウォールは顔画像認識をするのだと思いますが、最初にどの程度の画像を登録する必要があるのかよくわかりません）。</p>

<p>僕たちが、ユーザーインタフェースデバイスとしてID付きのWiiリモコン（とLEDペン）を使っているのは、パターン認識技術によるユーザー認証がまだしばらくは実用に耐えないと思っているからです（バイオメトリクス（生体認証）を使うのならかなり精度は良いと思いますが、センサーから1m以上も離れたらうまくいかないと思います）。<br />
また、自宅内に限定されるのならよいですが、デジタルサイネージ（電子看板）のユーザー適応のような、公共の場で個人認証を行う場合、顔やバイオメトリクスより、できれば有効期限付きのIDを使う方が、不用意にトレースされないようにするためにはよいと思っています。</p>

<p>それに、Wiiリモコン（によるポインタ）やLEDペンがあれば、ハンドジェスチャの認識も必要ありません。<br />
デモでは発生しなかったようでしたが、ジェスチャの誤認識や認識遅れによるユーザー意図とのずれはきっと発生するでしょう。<br />
少なくともタッチパネル程度の安定性がないととても実用に耐えないと思います。<br />
ただ、一人が複数のデバイスを持つのは適切ではないと思いますので、僕は、近い将来に、WiiリモコンとLEDペンの機能を統合したデバイス（必要に応じて分離できる）を作ろうと思っています（ポインタペンという名前も考えましたが、どうでしょう）。</p>

<p>ところで、ライフウォールに関して、僕がすばらしいと思っているもう一つの点は、一つの巨大ディスプレイの一部を複数のユーザーでうまく使い分けているということです。<br />
壁全体がディスプレイになるからといって、常に壁全体に何かを表示しなければならないわけではないでしょう。<br />
必要な情報を必要な部分に表示できれば、それ以外は壁のまま（あるいは背景となる画像のまま）でよいはずです。<br />
壁全体がディスプレイなら、そのときの気分で好きな絵や写真を好きな位置に配置できますから、最近流行りのデジタルフォトフレームなども必要なくなるでしょう（無論、壁ではなく、机の上に飾りたい場合には有用ですが）。<br />
省エネルギーや耐久性のことをよく考える必要がありますが、そう遠くない将来に、大型ディスプレイをかなりの省電力で常時稼働させる技術が生み出されると思います（LEDバックライトや有機ELはなかなか有望ですね）。</p>

<p>ライフウォールで提案されているハンドジェスチャによるユーザーインタフェースが一般に普及するには、まだまだ多くの研究が必要だと思いますが（僕はペンにもなるポインタリモコンの方が早く実用化されると思っています）、人間のいるところにその人間にとって必要な情報を表示し、その人間が移動したら情報（の表示画面）も一緒に移動する、という仕組みは、結構早い時期に実用化されるのではないかと思います（大好きな人の顔や姿をいつも間近で見ることができるようになりますよ）。<br />
屋内外のさまざまな壁がこのような仕組みを持てば、ほぼ、どこでもディスプレイが実現できるでしょう。</p>

<p>ところで、どこでもディスプレイといえば、頭部装着型のディスプレイ（いわゆるウェアラブルディスプレイ）も将来の実用可能性が見えてきた気がします。<br />
これについても、また別の機会に書いてみたいと思います。</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>権威を壊し、権威を創る</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2008/11/post_59.html" />
<modified>2009-04-03T02:45:18Z</modified>
<issued>2008-11-24T08:11:53Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2008:/nagao/4.226</id>
<created>2008-11-24T08:11:53Z</created>
<summary type="text/plain">ネットが破壊したいくつかの伝統的なものの中に学術的権威がある。 マスメディアは大...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ベリーロング</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[<p>ネットが破壊したいくつかの伝統的なものの中に学術的権威がある。</p>

<p>マスメディアは大衆の意識を操作するために学術的成果よりもその権威をよく利用した（誤用や意図的な誘導もたくさんやった。ちょっと古いが有名な例は「あるある大事典」）。<br />
そして、マスメディアの腐敗の陰で、ネットが人々の目を覚ますために機能した。<br />
しかし、当然の帰結として、マスメディアが重用してきた権威を疑うことになった（ノーベル賞のみが依然として権威を維持していると思われるのは脅威的である。なぜあの賞だけ世界が一様に評価しているように見えるのか説明できます？）。<br />
確かに、マスメディアにおもねり芸能人もどきとなった知識人（大学教授とは限らない）はたくさんいるし、そういう人たちは深い学問を単純化してみせたり（わかりやすくすることと単純化することは同じではない）、特殊な事例を拡大解釈して一般化してみせたり、結論の出ていないことを言いきってみせたり、難解な専門用語を使って素人を煙に巻くことに貢献してきた。<br />
だから、ネットユーザー（特に、マスメディアによる洗脳が解けた人たち）が多くの学術的権威に疑義を抱き始めた（と思われる）のは無理からぬことである。</p>

<p>その代わりに台頭したのは、ユーザーによるランキング、要するに大衆の人気である（それを集合知と呼ぶ人もいるが、僕はランキングの類は集合知だとは思っていない）。<br />
僕は、ベストセラーを含む一般向けランキングを参考にして行動することはほとんどないけれど、一部の専門家の評価よりも、著書が売れているとか、ブログのアクセス数が多いとか、クチコミによる評価が高いとか、の理由で、専門家ではない人の手による、ある内容に関する信用度が上がってしまうという状況は危険だと思っている（比較的最近の例では、ソーシャルネットワークにおけるいわゆる「6次の隔たり」）。<br />
ランキングを信じるのが常にまずいわけではないが、学術的内容に関連するものなら、（特に、マスメディアに利用されていない）専門家の考察や評価を参考にすべきだろう。<br />
その専門家個人が無名でも、その個人が関わっている組織（特に学会）を信じよう、ということである。</p>

<p>たとえば、僕の兄は現在、小児科の開業医をしているが、日本小児科学会の年次大会（学術集会）には必ず出席するそうである。<br />
学会誌などの専門書を読んで勉強している時間はあまりないけれど、最新の成果を知っておかないと患者への対処を間違ってしまう可能性があるからだそうである。<br />
つまり、少なくとも兄にとっては、自分の所属する学会が有効に機能しているようである。</p>

<p>しかし、どうも存在意義がよくわからない学会がたくさんある気がする。<br />
「そもそも、学会って何のために存在するのかわからない」「学会がなくても別に困らないのではないか」という具合に、権威が失墜するばかりか、人々にその存在理由を問われてしまうのではないだろうか。<br />
実は、僕もそんなふうに考えていた時期がある。<br />
僕に査読がまわってくる論文のほとんどが取るに足りないゴミ論文だったり、年次大会で僕が聴講した発表の多くが「この学生の指導教員は何をやっているんだ」と言いたくなるようなダメ発表だったりしたからである。</p>

<p>ネットがあたりまえになる以前は、学会に参加しなければその分野の状況がよくわからないため、どうしても会員にならざるを得なかった。<br />
それでも、多くの場合、期待していた内容や議論を発見することができずに失望を繰り返していたのである。<br />
ある学会なんか学会誌をちらっと見ただけで、やる気のなさが伝わってきて、会員になるのをやめたことがある。</p>

<p>しかし、あることを通じて考えが変わった。<br />
そのきっかけは、僕が以前から関与している「<a target="_blank" href="http://www.kyoritsu-pub.co.jp/shinkan/shin0407_05.html">デジタル認知科学辞典</a>」である。</p>

<p>デジタル認知科学辞典というのは、現在、僕がほぼ一人でメンテナンス（データの修正・更新やダウンロードサイトの管理）をしている電子辞典である（最近第2版が発行されることになったので、初版をお持ちの方は<a target="_blank" href="http://www.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/csdic-cdrom/index.html">ここ</a>にアクセスしてアップデートしてください）。<br />
辞典コンテンツの著作権は<a target="_blank" href="http://www.jcss.gr.jp/">日本認知科学会</a>という学会のもので、この学会が編集したことになっている（僕はこの学会の会員ではないが、この辞典の編集委員の一人である）。<br />
この辞典は、まず紙媒体として出版され、その後電子化され、CD-ROM版が出版された。<br />
その電子版の設計は僕が行い、研究室の学生たちと一緒にWeb上にシステムを構築した。<br />
このシステムは、オンラインでコンテンツを管理し、検索・編集・新規項目の作成（および、編集者によるコメント付与）をするためのものである。<br />
ただし、残念ながら、このWebシステムはまだ一般には公開されていない。<br />
これが公開されれば、専門家のレビュー・コメント付きのWikipediaみたいなオンライン辞典が実現できるだろう。</p>

<p>また、これは余談であるが、辞典項目の図や数式をテキストとシームレスに表示するために、SVG (Scalable Vector Graphics)を利用している。<br />
実は、僕は普段Internet Explorer (IE) Version 6（OSはWindows XP）を使っているので最近まで気がつかなかったが、IE以外のブラウザはAdobeの提供するプラグイン（SVG Viewer）なしでSVGデータを表示できる。<br />
それで、デジタル認知科学辞典のコンテンツを、IE以外のブラウザでAdobeのプラグインなしで閲覧できるように表示形式を変更した（ブラウザの種類によってembedタグとiframeタグが入れ替わる）。<br />
しかし、IE Version 7（およびWindows Vista）ではなぜかこの辞典のコンテンツをちゃんと表示することができない（MicrosoftもAdobeもこの件ではあまり当てにならない）。</p>

<p>SVGの良い点は、図や数式とテキストがシームレスに表示できる（正確には、HTMLと同様にトランスクルージョンという手法で外部データを埋め込んでいるのだが、SVGの方がよくできている）ことや、ベクトル形式なので拡大縮小が柔軟にできることなどである。<br />
実は、テキストコンテンツの引用をコピー＆ペースト以外のやり方で実現するために、SVGは重要な役割を持っている、と僕は考えている（コピペによるテキストの引用がダメというのは僕の信念である）。</p>

<p>さて、この辞典（に関わる活動）がきっかけとなってわかってきたことは、学会がその関連分野の専門用語辞典を作るという話の先に、学術的オントロジーの構築と維持という、より大きな目標があるということである。<br />
オントロジーとは、要するに言葉および言葉と言葉の関係を詳細に定義したものである。<br />
同じ言葉が、文脈（時代背景などを含む）によって異なる使われ方をするのならば、それらを区別できるように細かく定義するということである（一般に、オントロジーは、言葉の意味を細分化した概念に相当するノードと、ノード間のリンクから成るグラフとして表現される）。<br />
言葉というのは人間の思考の断片を表すものだから、その意味（定義）はそれを使用する人間に依存する。<br />
しかし、すべての人間ごとの意味を正確に考慮するのは不可能だから、考えられる多くのケースに基づいて、この言葉の意味（定義）はこうだ、と誰かがお墨付きを与えるのである。</p>

<p>これがなぜ重要かというと、言葉の意味を詳細に定義していくと、異なる言い方が同じことを言っているのかそうでないのかを厳密に判断することが可能になり、それによって情報をより正確に伝えることができるようになるからである。</p>

<p>しばしば、異分野の研究者間でコミュニケーションがうまくいかないのは、お互いの語彙のすり合わせがきちんとできないからである。<br />
同じことを異なる側面から見ていることがわかれば、文脈が伝わりやすくなり、議論のきっかけができるだろう。</p>

<p>学会の重要な役割の一つは、ある専門分野に関するオントロジーを構築し維持していくことである。<br />
そして、学会に所属する研究者がその分野に貢献するということは、その学会の構築したオントロジーを拡張していくということである。</p>

<p>あらゆる論文を、オントロジーのどの部分に何を加えたかということで評価するのである。<br />
どれほどの量の論文を発表したとしても、ほとんどオントロジーに貢献しない（すなわち、その論文は既存の概念の言い換えに過ぎない）のなら、たいしたことはしていないことになる（ただし、言い換えたことによって、他の研究者に良い刺激を与えたのならば、その点は評価すべきだろう）。</p>

<p>こういうことをはっきりさせていくことで学会の存在意義がわかるのである。</p>

<p>そして、学会のもう一つの役割は、（会員以外の人を含めて）人々の好奇心や学習意欲を刺激して、学問の世界に適切に導いていくことである。<br />
誰かが何かを知りたいと思ったら、それがどのオントロジーのどの部分に関係するのか、はっきりさせて、読むべき文献を紹介し、そのテーマがいったいどういう経緯で研究されてきたのかを概観する手助けをするのである。</p>

<p>さらに、教師は、学生の好奇心（に基づく行動）と学術的オントロジーを適切に結びつける義務があると思う。<br />
教師は、学生をよく観察して、その学生に学習へのきっかけを与えるべきである。<br />
好奇心のない人間はいないのだから、どんな学生でも学問の世界に導いていくことはできるはずである。<br />
無論、学会はそういう教師を支援しなければならない。<br />
教師自身がある学問の専門家である必要はないけれど、学会の提供するオントロジーを利用するスキルは必要になるだろう。<br />
それによって、誰かがあることに興味を持ったとき、それがいったいどのような学問に関わることなのか、そしてそれがどのくらいの深みと厚みをもった学問なのか、オントロジーを利用することによって知ることができるだろう。</p>

<p>そして、学術的オントロジーは論文の書き方にも影響を与えるだろう。<br />
これからの論文は、研究の背景や関連研究に多くのスペースを費やす必要はない。<br />
どのオントロジーのどの部分にどんな新しい内容を追加するのか、根拠を示しながら、提案すればよいのである。<br />
オントロジーへの貢献度がその研究者の評価に直接結び付くような世界になればいい。<br />
そのような論文の書き方をすれば、論文の冗長性は激減し、従来研究との差分やエッセンスを容易に見い出せるようになるだろう（論文は物語ではないので、このような書き方でも問題はないと思う）。</p>

<p>オントロジーとの関係を考慮せず、ただ発明・発見された理論や技術の実用的な部分のみを公表したいのなら特許を書けばよい。<br />
しかし、論文は、それにどれほどの学術的価値があるのかを明らかにしなければならない。<br />
そして、その学術的価値を保証してくれるのは、マスメディアでも、ネットでのランキングなどでもなく、オントロジーを維持している学会なのである。<br />
Wikipediaについて、専門家が自分の専門分野においては参考にならないと判断しているという話をよく聞くが、やはり大衆の力では専門分野の辞典やオントロジーを正しく構築・維持することはできないのだろう。<br />
そういうオントロジーには多大な労力がかかるから、学会に頼らざるを得ない状況が発生するのである。</p>

<p>さて、このような専門家による分野ごとのオントロジーは、いずれ総合学術オントロジーという形で統合されるだろう。<br />
総合学術オントロジーは、さまざまな分野のオントロジーが高度に連携され、分野間にまたがった検索や推論も可能で、それぞれの分野の研究者の間のコミュニケーションを円滑にするだろう。<br />
この企画は、僕の古くからの知り合いが提案したもので、僕もそのプロジェクトに関わっている（この知り合いは僕にとって数少ない尊敬できる人物の一人である）。</p>

<p><br />
「情報爆発」なんていう言葉があるけれど、情報が爆発してしまってからその後始末を考えるだけでなく、情報の爆発をできるだけ未然に防ぐための努力が必要なのである。<br />
それは、公開されるコンテンツ（つまり、論文）の量を制限するだけでなく、コンテンツの持つ情報量そのものを圧縮することも含んでいる。<br />
冗長性をなくし、誰にでもそのエッセンスが何であるかわかるようにするのである（ただし、その意味を正確に理解するためには関連するオントロジーにある程度精通している必要がある）。<br />
（学術的内容に限定されるとしても）情報の爆発を防ぐことができるのは学会（より厳密には、ユーザーから投稿されるコンテンツを適切に評価する組織）だけだし、そのためにやるべき最も重要なことは、オントロジーを責任を持って構築・維持していくことなのである。</p>

<p>多くの学会が自らに課せられた責任を果たし、ネットユーザーからの質問に注意深く答え、まっとうな批判には真摯に対応し、マスメディアによる誤った学説の流布にはきちんと訂正を求め（その経緯もネットで公開するとよい）、専門分野に関する教育に対する具体的な提言を続けていけば、その学会の学術的権威は必ず生まれてくるだろう。</p>

<p>その結果、ネットに破壊された権威はネットで再生するのである。</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>スティッキーとアンダーライナー</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2008/11/post_58.html" />
<modified>2009-10-04T00:44:12Z</modified>
<issued>2008-11-13T17:05:01Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2008:/nagao/4.225</id>
<created>2008-11-13T17:05:01Z</created>
<summary type="text/plain">僕のいる研究室では、以前からミーティングのためのよいツールを模索してきました。 ...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ビデオブログ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[僕のいる研究室では、以前からミーティングのためのよいツールを模索してきました。<br/>
それで最近作っていたものは、PCを使ったプレゼンテーションに対して、参加者がスクリーン上にアノテーション（注釈付け）をするツールです。<br/>
それには今のところ2種類あって、それぞれをスティッキーとアンダーライナーと呼んでいます。<br/>
<br/>
スティッキーとはポストイットのようにスクリーン上に付箋を貼るためのツールです。<br/>
付箋といっても、当然、紙を貼るわけではなく、スクリーンの任意の位置にテキストや画像を配置するというものです。<br/>
テキストや画像を配置する場所は、参加者全員が持つWiiリモコンで変えることができます。<br/>
また、画像の場合は、そのサイズもリモコンで変更できます。<br/>
<br/>
そして、アンダーライナーは名前の通り、スクリーンに表示されているテキストに下線を引くためのツールです。<br/>
誰かのプレゼンテーションの最中に、スクリーンに投影しているスライドなどの資料内の任意のテキストに、発表者や質問者が下線を引きたいと思うことがときどきあるでしょう。<br/>
<br/>
それで、やはりWiiリモコンと、OCR (Optical Character Recognition)ソフトを使って、スクリーン上の任意の文字をポイントして、単語や文に下線を引く仕組みを実現しました。<br/>
OCRは画像内の活字部分を自動的に認識する仕組みですので、文字とその位置（スクリーン上の矩形と座標）が同時に取得できます。<br/>
また、僕たちは以前からWiiリモコンをレーザーポインタの代わりとして利用してきましたから、ポインタ（ドットとストローク、マウスカーソル、アンダーライナーの切り替えができます）の座標は簡単に取得できます。<br/>
これらの仕組みを組み合わせることで、Wiiリモコンでポイントした任意のテキストに下線を引き、さらに、その文字を抽出して記録や検索に利用することができます。<br/>
<br/>
下線を引いた語は、後でその内容を検索するときの重要な手がかりになりますから、いつ誰がどの資料のどの語に下線を引いたのか自動的に記録します。<br/>
<br/>
さらに、スティッキーとアンダーライナーを連携して用いることができます。<br/>
たとえば、下線を引いた語に注釈を加えるような場合です。<br/>
これは、スティッキーでテキストやイメージを送信するときに、同じ参加者が直前に引いた下線と連結するように指定することができます（注釈を下線の位置に移動すると連結は解除されます）。<br/>
<br/>
このような仕組みを使うことで日常的なミーティングが活性化され、多くのアイディアが生み出されていくことを期待しています。<br/>
<br/>
<p id="syn_835_header">これから、僕たちが普段ミーティングで使用しているスティッキーとアンダーライナーというツールについて、ビデオを引用してご説明します。</p>
<p id="syn_835_i_0">
スティッキーはスクリーンの任意の位置に付箋を貼り付けるツールです。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3168_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3168_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
ここで左隅にテキストを置いていますが、実はこれは検索クエリーとしても機能します。<br />この動画では以前にスクリーンに表示された内容を左隅のテキストを用いて検索しています。
</p>
<p id="syn_835_i_1">
検索結果を見て、今回のミーティングのトピックになりそうなものをピックアップしてコピーしています。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3169_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3169_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
コピーは上の動画のように行います。<br />まず、テキストや画像のオブジェクトをポインタのストロークでなぞると選択されますので、それらを最初に開いた白紙のページに貼り付けます。
</p>
<p id="syn_835_i_2">
僕たちのミーティングでは、参加者全員が自分専用のWiiリモコンを持って参加します。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="520" height="250" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3170_3171_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="520"
		height="250" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3170_3171_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
上の動画の左はWiiリモコンのポインタをマウスカーソルとして利用しているシーンで、Aボタンでクリックできます。<br />スクリーン上のオブジェクトを選択して移動させることができます。<br />また、右はアンダーライナーとして利用しているシーンです。<br />これはスクリーン上のテキストに下線を引くためのツールです。<br />画像内の文字を選択することもできます。<br />Wiiリモコンの左側面に装着されている黒い物体は、赤外線信号のデコーダです。<br />以前にも<a target="_blank" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2007/12/wii.html">このエントリー</a>に書きましたが、Wiiリモコンをマルチディスプレイに対応させるためのデバイスです。
</p>
<p id="syn_835_i_3">
僕たちのミーティングは、マルチディスプレイで行うことが多いですが、たいていの場合、メインスクリーンにはミーティング全体の状況が常に表示され、サブディスプレイは個別の内容を詳細に説明するために使われます。<br />以下の例では、サブディスプレイでシステムのデモを表示し、そのスナップショットをメインスクリーンに転送しています。<br />スティッキーはクリップボード、アクティブウィンドウ、全画面のどれかのイメージを自由にキャプチャしてスクリーンに貼ることができます。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3172_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3172_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
また、上の動画のように、Wiiリモコンで選択して、画像のサイズを変更することもできます。
</p>
<p id="syn_835_i_4">
そして、スティッキーとアンダーライナーを連携させることもできます。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3173_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3173_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
まず、上の動画のように、アンダーライナーでテキストに下線を引いておき、スティッキーでキャプチャした画像を転送します。<br />このとき、Connect with Underline（下線と画像を連結する）をチェックしてから行うと、スクリーン上で両者を関連付ける黒い線が描かれます。<br />この線は、オブジェクトを移動してもついてきます。<br />この関連付けは、後で、コピーや検索のときに活かされます。
</p>
<p id="syn_835_i_5">
もちろん、PowerPointなどのスライドやWebページ内のテキストにも下線を引くことができます。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3174_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3174_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
これにはOCR (Optical Character Recognition)ソフト、つまり画像内の文字を認識するプログラムが使われています。<br />下線の長さや太さは、Wiiリモコンの十字ボタンで変更できます。
</p>
<p id="syn_835_i_6">
このシステムは、マルチユーザーに対応していますから、複数人が同時に利用することができます。<br />とりあえず、12人までは実際に試してみましたが、多人数が同時にスクリーンをポイントすると自分のポインタがスクリーンのどこに表示されているのかわかりにくくなることを除いて、特に運用上の問題はありませんでした。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3175_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=3175_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
この動画のように複数のユーザーが好きな場所に下線を引くことができます。
</p>
<p id="syn_835_footer">このツールを拡張して、さらに面白いことができるようにしていくつもりです。<br />それが完成したら、また、このブログでご紹介しますので、ご期待ください。</p>
<ul>
<li>Read : <a href="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/content.php/195/">スティッキーとアンダーライナー</a></li>
</ul>
<!-- 以下はSynvieのロゴ表示兼アクセス解析用タグです．取得されたデータは研究目的以外には利用しないので，タグの設置にご協力をお願いします．-->
<img src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/logo_instant.php?uid=19&bid=835&tb=1"/>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>動画作文のすすめ</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/archives/2008/11/post_57.html" />
<modified>2009-10-04T00:55:01Z</modified>
<issued>2008-11-06T17:05:29Z</issued>
<id>tag:blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp,2008:/nagao/4.224</id>
<created>2008-11-06T17:05:29Z</created>
<summary type="text/plain">ご無沙汰しております。 先月は、いろいろとモノ作りをしていたのでこのブログをおろ...</summary>
<author>
<name>nagao</name>

<email>nagao@nuie.nagoya-u.ac.jp</email>
</author>
<dc:subject>ビデオブログ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/nagao/">
<![CDATA[ご無沙汰しております。<br/>
先月は、いろいろとモノ作りをしていたのでこのブログをおろそかにしてしまいましたが、これから少しずつ、これまでにやってきたことをご紹介していきたいと思っています。<br/>
<br/>
僕たちが運営している動画共有・アノテーションサイト<a target="_blank" href="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/">Synvie</a>もようやく次の段階に入ろうとしています。<br/>
2006年7月1日にサイトを開設して、2年が経過しました。<br/>
まだあまり有名じゃないし、いわゆるイリーガルなコンテンツをまったく受け付けないサイトなので、内容的にかなり物足りない感じがしますけれど、いろいろと新しい試みを行っています。<br/>
<br/>
次のトライアルは、シーン引用という仕組みを使った動画作文というものです。<br/>
これは、動画の一部を、文章の中に織り交ぜて新たなコンテンツを制作するというものです。<br/>
<br/>
たとえば、ピクトグラム（絵文字）を用いて、文章を直感的にわかりやすくするというやり方がありますが、この絵文字の部分を動画にしてしまおうということです（動画文字（ムービーグラム）なんて呼ぶのはどうでしょう）。<br/>
<br/>
動画文字を使った作文の特徴は、文字が時間軸を持つことによって時間に関連する文脈をより適切に伝えることができることです。<br/>
一般に、文字は時間に依存していませんから、「しばらくして」なんていう表現があってもその時間がちゃんと表現されていません。<br/>
時間と共に変化するようなものは、言葉で表すよりも動画を使った方がより効果的でしょう。<br/>
ただし、1日を表す動画文字が本当に1日分の時間を持っていたら、そのコンテンツを見終わるのに丸1日以上かかってしまいますから、適当にはしょったりはしますが、少なくとも通常の文字よりも時間（およびそれに伴う変化）をうまく表現できるでしょう。<br/>
<br/>
無論、動画作文には新しいツールが必要です。<br/>
そのために僕のいる研究室の学生が作っている仕組みは、シーン引用というものです。<br/>
シーン引用の機能は、実は、Synvieの運用開始時から存在していたのですが、ブログに引用できるのはサムネイル画像と動画へのリンクだけだったり、引用する時区間の選択がわかりにくかったりしたため、あまり使われていませんでした。<br/>
それで、動画内のシーン区間を直感的に選択できるようにし、かつ、引用したシーンがブログ内で視聴できるように改良しました。<br/>
<br/>
そのシーン引用に関する説明ビデオが公開されましたので、このブログに引用してご説明したいと思います。<br/>

<h2></h2>
<p id="syn_431_header">これからSynvieの新しいシーン引用機能についてご説明します。</p>
<p id="syn_431_i_0">
まず、Synvieのビデオ視聴ページで左上の方にある「ビデオを引用してブログを書く」というボタンをクリックして、シーン引用のページに行きます。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1482_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1482_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
そうすると、視聴していたビデオが引用のページに自動的に読み込まれます。<br />これは、右上の小さなウィンドウに表示されます。<br />そして、この引用ツールの最大の特徴である、サムネイルシークバーが縦横に展開されます。
</p>
<p id="syn_431_i_1">
このサムネイルをマウスドラッグすることで、簡単にシーンを探すことができます。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1483_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1483_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
縦横のシークバーの違いは、縦はサムネイル間の時間を変更可能（10秒、30秒、1分など）で、横は固定（2秒）になっていることです。<br />そのため、縦はざっと動画を見て、引用したいシーンにあたりをつけるために、横はシーン区間を詳細に決定するために使います。<br />視聴中に、チェックなりツッコミなりをした時間はサムネイルにマークされていることでわかります。<br />縦のシークバーでは赤い枠線で、横のシークバーでは赤いアンダーラインで表示されています。
</p>
<p id="syn_431_i_2">
サムネイルシークバーを使って引用する動画シーンを選択するには、以下の動画のように行います。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1484_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1484_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
サムネイルシークバーの画像の下のあたり（三角アイコンが表示されているあたり）をクリックするとシーン区間を設定できます。<br />やり方は動画を見れば一目瞭然ですね。<br />ちょっと変わっているのは、コントロールキーを押しながら左クリックするとクリックした画像が代表画像になるということです。<br />これはブログページを最初に開いたときに、動画フレームに表示される画像です。<br />特に何もしないとシーンの開始時間の画像が代表画像になります。<br />また、シーンの開始と終了時間（の画像）を選択した後、シークバー上で右クリックすると、選択したシーンをプレビューしたり、ブログに引用するかどうか決めるための、ダイアログが表示されます（現在は、この動画とは若干異なる表示になっています）。
</p>
<p id="syn_431_i_3">
引用するシーンが決まったらブログを書いてみましょう。<br />シーン引用ページのサムネイルシークバーの下にはいくつかのタブがあって、「ブログ執筆」というタブに、引用したシーンの代表画像と文章を書くスペースが表示されています。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1485_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1485_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
引用したシーンごとにパラグラフができていて、パラグラフのテキストフィールド（画像の直上と直下）に文字を入力します。<br />上に書くか、下に書くか、あるいは両方かはご自由にしてください。<br />そして、パラグラフの位置は、その直下に並んでいるボタン（「上に移動」、「下に移動」）で操作できます。<br />また、「上のシーンと結合」「下のシーンと結合」というボタンは、引用した動画シーンを結合するという効果があります。<br />これはシーンの共引用と呼ばれるものです。<br />共引用の編集の仕方については上の動画をご覧ください。
</p>
<p id="syn_431_i_4">
共引用は、動画の新しい見方を提供してくれるものと考えています。<br />そして、その効果がよりはっきりしてくるのは、複数の動画からシーン引用した場合です。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1486_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1486_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
また、他の人がブログに引用したシーンを簡単なやり方で再引用できるような仕組みも考えています。
</p>
<p id="syn_431_i_5">
一つ目の動画は最初に視聴していたものでしたが、二つ目をどうやって決めるかというと、次の動画に示されるように、タイトルの一部のテキストで検索して、その結果から選ぶこともできますし、これまでの視聴履歴の中から選ぶこともできます。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="520" height="250" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1487_1488_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="520"
		height="250" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1487_1488_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>

</p>
<p id="syn_431_i_6">
さて、二つ目の動画を選ぶと、サムネイルシークバーも二重になります。<br />かなり画面がうるさくなってきますが、直感には合うと思います。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1489_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1489_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
サムネイルシークバーを二重に表示することで、二つの動画を見比べながら引用することができます。<br />そのやり方は、上の動画に示されている通りです。<br />このあたりが、僕たちがこれからとても面白くなると考えているものです。
</p>
<p id="syn_431_i_7">
まったく異なる動画の中から、並べて見ると面白いシーンを探してみると結構楽しいと思います。<br />次の動画に示されるように、共引用されたシーンをブログ内で同期的に視聴することができます。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1490_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1490_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
ちなみに、最大4つのシーンまで共引用して同時に見ることができます。
</p>
<p id="syn_431_i_8">
さて、シーン引用ブログの編集が終わったら、みなさんがお使いのブログサービスを使って、編集したブログを公開してみましょう。
<br/><br/>
<object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="260" height="228" 
	id="ScenePlayer240" codebase="http://fpdownload.macromedia.com/get/flashplayer/current/swflash.cab">
	<param name="movie" value="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1491_"/>
	<param name="quality" value="high"/>
	<param name="bgcolor" value="#869ca7"/>
	<param name="allowScriptAccess" value="sameDomain"/>
	<embed bgcolor="#869ca7" width="260"
		height="228" name="ScenePlayer240" align="middle" play="true"
		loop="false" quality="high" allowScriptAccess="sameDomain"
		type="application/x-shockwave-flash"
		pluginspage="http://www.adobe.com/go/getflashplayer" src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/search/files/swf/ScenePlayerTile240.swf?scenes=1491_">
	</embed>
</object>
<br/><br/>
そのためには、上の動画にあるように、「HTML生成」タブを選択して、HTMLテキストをクリップボードにコピーして、お使いのブログの編集ページでペーストしてください。<br />ちなみに、動画シーン用のプレイヤにはFlashを使っていますが、現在のところ、このFlashの貼り付けに対応しているブログサービスは、Seesaaブログ、FC2ブログ、livedoorブログ、および、<a target="_blank" href="http://blog.dion.ne.jp/">LOVELOG</a>のようです。<br />楽天ブログ、エキサイトブログ、Yahoo!ブログ、はてなダイアリー、Amebaブログ、gooブログ、Doblogなどは、現在のところ、まだ対応していないようです。<br />とても残念です。<br />今後に期待することにしましょう。
</p>
<p id="syn_431_footer">このブログを見て興味を持たれた方で、対応するブログサービスをお使いの方は、是非、一度お試しください。</p>
<ul>
<li>Read : <a href="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/content.php/178/">Synvie 映像シーン引用</a></li>
</ul>
<!-- 以下はSynvieのロゴ表示兼アクセス解析用タグです．取得されたデータは研究目的以外には利用しないので，タグの設置にご協力をお願いします．-->
<img src="http://video.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp/logo_instant.php?uid=19&bid=431&tb=1"/>]]>

</content>
</entry>

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